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投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
遠州峰生にある名家・遠藤家の常夏荘で育った燿子。学校ではいじめられたりもしたが、今では跡取り息子の立海と楽しい時間を過ごしている。ある日、おあんさんの息子・龍治が常夏荘にやってくる。龍治は燿子の父・裕一を知っており、生前の裕一のことを話してくれた。そしてある事件をきっかけに燿子と龍治の距離は急接近する。その事件とは・・・。
燿子が幸せになれればいいなと思う。地の星を読むのが今から楽しみになりました。
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なでしこ物語の続編ということで大きな期待をしながら読んだ。期待を裏切ることなく、面白かった。ラストの展開にはビックリ!とにかく2人が幸せで終わって欲しい。続編にまた期待
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良かった~。もっと早く読めば良かった。
中学2年の耀子と小学1年の立海の再会が、耀子の回想とともに描かれています。
立海と耀子、立海が慕うおあんさんの息子・龍治と三人で過ごした常夏荘での日々は、何だかキラキラしてて眩しく感じました。
寂しく辛い現実もあったけど、ラストは耀子のこれからの未来を思って温かなもので心が満たされました。
『学べ。誰にも負けない力を身につけろ。そうしたら、君は自由になれる。天の花にも手が届く。』
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常夏荘の見えない人間関係に翻弄され、成長した立海と耀子。
1巻を読み直せばもう少し理解できるかな?
愛情とは、単純ではない。
守りたいもの、守るべきものなのかと、切なくなる。
で、皆美男美女設定なので、ドラマ化とか、映画化とか、期待。
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龍治無双。
彼の無自覚なかっこよさ、色気、一見冷たそうに見えるけどその中に隠されてる優しさ。キザっぽい言葉もかっこいい。眉目秀麗とはまさにこのこと。
そりゃあリュウカくんも憧れるわけだ。ヨウヨも惹かれちゃうわ。
やっぱりあの場面、ヨウヨの最大のピンチを助けられるのは龍治だよな。
もし、この出来事を立海が知ってしまったとしたら彼は「ヨウヨよりも大人だったら」って悔やむんだろうな。
それにしてもヨウヨが待っていることを信じてずっと頑張ってきた立海が報われなさすぎて…。
立海の変わらない天真爛漫さ、素直さ、優しさにほっこり。
心を閉ざしていた龍治に対して「友だち連れてきたよ」と立海の言葉がよかったな。
きっとその言葉で龍治の心の中にあったわだかまりが解けていったんだと思う。
少しずつ大人になって、様々な感情を抱えながら決断していく彼等に切なさを感じる2巻だった。
龍治も言っていたけど、間宮家の人々は一人で抱えすぎ!!
あと「憂い」っていう言葉が好きになった。
あと龍治に「彼女」って言われたら昇天すると思う。
しっかし伊吹さんの作品には、わたしの心を鷲掴みにする美男子ばかり登場してくるのはなぜーーー。
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NA図書館本
なでし子物語2部
18歳の耀子。龍治との絡みなどあり、みんな大人になってゆく。
どことなく中弛みな感じ。
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まさか、まさか!意外な展開になってきた!
大人になっていくリョウカくんとヨウヨ。
2人の切なく素敵で夢のような想い出。
2人はどうなっていくの?!?
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「なでしこ物語」の続編。時系列で読んだ方が良いのかなと思い、先にこちらを読んだ。
地方の名家の跡継ぎ立海と使用人の娘である耀子。この2人の関係がとても微笑ましく、とても切ない。その2人におあんさんの息子の龍治が関わってくるのだが、これがまたちょいワルでかっこいい。まるで朝ドラを見ているような展開で(是非やってもらいたい)、まだまだ今後が楽しみ。
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この前読んだ「なでし子物語」の続編。
前巻から8年経っていて、18歳になった耀子が誰にも告げずに常夏荘を後にするところから始まる物語。
耀子が思い出すのは、その4年前、久し振りに立海が峰生を訪れた、そして突然やってきた龍治も加わった、その夏の出来事。
それぞれが複雑な思いを持つ3人が、龍治が暮らすガレージで打ち解けていくでもなく繋がっていく様子がとても良い。
格好つけていても龍治が立海や耀子を気にかけているのが見え隠れするところが微笑ましくも切ない。
終盤はドキドキ&驚きの展開だが、龍治の姿は当時の若者だと誰もが憧れたような格好良さ。耀子が龍治を意識していくのはよく分かるが、立海のほうはちょっと不憫。
3人ばかりに目が行くが、実の息子からも「おあんさん」と呼ばれ、耀子にも出て行かれた照子が抱える屈託や、あの時ああ声を掛けていればという悔恨も、親の立場にはよく沁みる。
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龍治の魅力あふれる巻でした。
『大切な人のために何かをすることを、迷惑だなんて誰も思わない』
と耀子に真摯に伝える姿に、本当に大事に思っているんだなぁと感じました。耀子と立海が初恋同士だと気づいていても、それでも自分のところにおいでという、それでも好きなんだという龍治と耀子の関係がどうなっていくのか次作が楽しみです。
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『常夏荘物語』を読み
『なでし子物語』(再読)から『天の花』へ。
本作のテーマは親子かな、と思う。
母と子(照子と龍治)
父と子(立海と龍巳)(耀子と祐一)
どの親子も不器用で
それぞれを大切に思う気持ちを消してしまう。
P175
〈絆を断ってはいけない〉
シリーズの間隔を空けず読んでみると
見え方がハッキリとして良かった。
さて『地の星』へ行きますか。
終わってしまうのが寂しい。
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1980年「なでし子物語」と1998年「地の星」の間、1988年を描く。耀子はなぜ結婚したのか。
出版の順に、時系列的に1と3を読んでから2を読む。3で分かった正解の答え合わせ感あり。面白かったのではあるけど、時系列順の方が良かったような。
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サイン本。シリーズ4作目の新刊を読むために再読。覚えていない事も多くて、内容としては胸が痛む事が沢山あるのにその切なさもひっくるめて好きな作品。大人になると感じないのに子供の頃の歳の差って大きくて立海があまりに幼く感じられ、龍治の見せるたくさんの魅力にどうしても惹きつけられる。人に拒絶されるのが怖く大切にされる事をわからない耀子があまりに不憫で涙が出た。1人で耐えて呑み込まないでほしいと思えてしまう。祐一の事もあり、龍治にはたまらない気持ちだろう。縛られもがくみんなに幸せになってほしくて天の花に願う。
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なでし子物語の続きということでまたあの素敵な世界に入りこめることをとても楽しみにしておりました。
読み始めると時代はだいぶ進み
耀子が高三になっていて
常夏荘を出ていくところから
なのですが、話の大半は
耀子が中2で
立海くんが小5のひと夏が
メインで入ってきます。
まだ大人でも幼い子供でもない
微妙な心模様も可愛らしく
今回は、照子の息子である龍治がメインに新たに加わり
そのスパイスがなんともいえず甘酸っぱくきゅんとしてしまいました。
少しクールな龍二が立海にかかれば、面倒見の良い兄のような存在になり、母に対する暗い影の気持ちが少し和らぐ
立海パワーは健在で、みんなを巻き込みながら、でも耀子ちゃんが大好きなままのかわいい仕草が
毎回大好きになります。
第三部はどうなるのかますます
大人になってかっこいい立海に会えるのが楽しみです。
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前作『なでし子物語』で
すっかりその魅力にはまってしまった私。
さてさて、お楽しみの続編〜♪
っと、ここでどうやら読む順番について要注意。
勿論ラストは『常夏荘物語』で完結するとして・・・
前作の後、刊行順に読むと
『地の星』→『天の花』となる。
ただ物語の時系列順だと
『天の花』→ 『地の星』になる。
刊行順に読むと、時代が随分先に飛ぶようで、
沢山の?が出てくるのだとか・・・
どの順で読むかは好みによるのかな。
私はシンプルに時系列に読み進めることにした。
前置きが長くなったけれど、
『天の花』期待どおりでした!
やっぱり『なでし子シリーズ』好きだなぁ。
前作から少し成長した立海と燿子。
天真爛漫さはそのままに、ヨウヨ大好きがまっすぐに溢れる立海くん。不器用ながらも小さな体に秘めたパワーが神々しくて純粋で、周りを巻き込む様子に夢中になってしまう。
一方、立海の4歳年上で中2になった燿子。
こちらは、少女が大人の女性になる階段の途中。学力的にも精神的にもぐんと成長した様子に、幼少期の燿子を思い出して目頭が熱くなった。
更に、今回から姿を現してくれたのが、
おあんさんの一人息子の龍治。
叔父にあたる立海とのやりとりが微笑ましく、若いながらに様々な経験をしてきたであろう彼の存在が、静かな常夏荘にいい刺激を与えてくれる。
多感な年頃の燿子目線で進む物語だが、時折り出てくるおあんさんこと照子目線も、前作から引き続き健在で、なんとも趣深い。
妻であり母親であり、女である照子の思いには、歳を重ねた人ほど共感できると思う。
幼い頃から、祖父の間宮勇吉とともに
遠藤家の使用人として育った燿子。
高3になった彼女が常夏荘を出るに至った理由とは・・・
時代が変化していく中で揺れ動く遠藤家の繁栄と影、
そこに生きる人々の様々な思いや願い、
それらに翻弄されつつも、
自分の力で人生の一歩を踏み出そうと孤軍奮闘する燿子の姿が、健気で儚くて、全力で応援したくなる。
今回も読み終わるのが名残惜しい程の余韻を感じた。
これは次作『地の星』がますます楽しみだ。
あぁ〜でもすぐに読むのも勿体無い。
はぁ〜伊吹先生、もう、どうしましょう。笑