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投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
まずは利益を出さないと。
最初の設定が曖昧になって、普通のお仕事小説になってるけど、
特におかしくはない。
確かに、小さいセレモニーホールが郊外にできてきてるよね。
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ほどなく、お別れです好評シリーズの第3弾いつも変わらない素晴らしい作品。お葬式がこんなにも思い入れがあるとは、信じられませんでした。心があたたかくなります。ラストのエピソードの思いもよらない展開に心打たれました。美空と漆原の関係がこれからどうなるのか気になります。シリーズの続きがあるような予感ぜひ続編をお願いします。この作品は絶対読むべき感涙間違いなしです。
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2022/07/30予約 2
ご遺族、故人の納得できる葬儀を、それをモットーとする
スカイツリー近くの葬儀場、坂東会館。
学生時代のバイトからそのまま社員として勤務する美空。
訳ありの葬儀ばかりを担当する葬祭ディレクターの漆原に付いて、日々が勉強だった。
2年目の冬、葬儀場の繁茂期に、人員不足解消のためという名目のもと、大手葬儀場での勤務経験がある木暮千波が入社する。
葬儀の専門学校を出て、大手での経験もある(社長の甥でもある)木暮は、坂東会館の現状に不満タラタラ…
どの式の演出、心遣いも素晴らしい。
でもこれは現実世界の話なのか?と思うことが前作より多く、完全に話に入り込めなかった。
社長の意志が全く現れていないところもモヤモヤする。
3+1回泣ける、とこで?
大げさすぎる帯も気になる。
たまたま自分自身も同じような経験をしたが、もっとさり気なくて、あとになったらこういうことだったのか、と気づく程度の、そして細やかな気遣いだった。
そういうふうに感じるのは、純粋さがなくなった、ということだろうか。
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シリーズ第三弾。
東京の下町・スカイツリー近くの葬儀場〈坂東会館〉を舞台にした連作四話(&プロローグとエピローグ)が収録されています。
今回は、〈坂東会館〉に社長の甥で大手葬儀場での勤務経験がある小暮さんが中途入社してきます。
利益重視で、現状の〈坂東会館〉を変えていこうとする小暮さんに、良く言えば“和気あいあい”、悪く言えば“ぬるま湯にどっぷり”の〈坂東会館〉スタッフ達はザワつきまくりです。
個人的には、企業なのだから小暮さんのいう事も一理あると思います。ただ言い方が挑発的なので、皆にウザがられてしまったようで。
一方、主人公の美空はクレームを受けてしまったり、小暮さんの登場で、元々フリーの葬祭ディレクターの漆原さんが〈坂東会館〉から去ってしまうのでは?という心配でモヤモヤしたりと何気に試練の時でしたが、同時にそれによって成長もしたように思います。
エピローグでは、ハッピーサプライズもあり、小暮さんの悲しい過去も判明して歩み寄りもできたようで何よりです(今後は彼の淹れたフレーバーティーを飲んであげていただきたいですね)。
各葬儀のエピソードも、哀しいけれど心が温まるものでした。
今後も美空の成長と恋(ですよね?)を見守りたいので、まだまだ続いてほしいですね。
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Amazonの紹介より
清水美空は、スカイツリー近くの葬儀場「坂東会館」に務めている。訳ありの葬儀ばかりを担当する葬祭ディレクターの漆原のもとで、亡くなった人と遺族の気持ちに寄り添えるよう日々研鑽を積む毎日だ。入社して早二年、葬儀場の繁茂期である冬が訪れようとするころ、人員不足の現場に、大手葬儀場での勤務経験がある木暮千波が入社する。社長の甥でもある木暮は、坂東会館の現状に不満を漏らし、改革を断行しようとする。
グリーフケア小説として大反響のロングセラー「ほどなく、お別れです」シリーズ最新作!
シリーズ三作目。この作品だけでも楽しめますが、主人公がどのようにして「葬儀屋」と出会ったのか?や従業員との距離感などを詳しく知りたい方には、第一作目からをお勧めします。
葬儀屋を舞台にした作品ということで、あまり今までにない分野ですが、亡くなった方との最後の別れを通じて、遺された側が、どのようにして「死」を受け入れていくのか。
亡くなった方の知らない一面を知るたびにホロリとくるものがあって、連作短編集ですが、毎回毎回感動させてくれました。
メインの登場人物としては、遺族側ではなく、葬儀屋さんなので、その裏側の実情が描かれています。時にコミカルに、時にライトなミステリーになったりと場面場面で、様々な空気感を演出しています。「死」を取り扱っているから、全体的に重めな空気という訳ではないので、比較的読みやすいかと思いました。
今回の作品では、新たなキャラが登場します。葬儀をビジネスとして考える千波。その千波が、新たな嵐を巻き起こします。会社を継続するためには、お客様の単価をあげなくてはいけません。
存続のために遺族の望むプラン+αとして利益を重視するか?それとも今まで通り、遺族に寄り添いながら遺族の意向に合わせるという現状維持か?
葬儀屋は慈善事業ではなく、あくまでもビジネスです。今までの感動エピソードだけでなく、そういった要素も加わったことにより、葬儀屋の「リアル」が増しました。ただ、いつもの空気感もあって、毎回ホロリとさせてくれました。
千波の過去も登場し、様々な人の心の葛藤が描かれています。
亡くなった方が何を伝えたかったのか?最初はライトなミステリーとして楽しめますが、後半になると、色々な事実が明らかになっていき、そこからはもう感動しっぱなしでした。
今回はあまり主人公の持ち味である死者の声が聞こえるといったスピリチュアルな部分は控えめに、お仕事小説として主人公の奮闘劇が描かれています。
相変わらず、猪突猛進なキャラではありますが、その人なりの持ち味が引き出されていて、良い葬祭ディレクターとして成長してほしいと応援したくなりました。
やっぱり生きている側としては、死者との最後の別れは辛いなとしみじみ思いました。
それを見守る葬儀屋さんは、数多くの方達を見ています。毎回読むたびに葬儀屋さんには感謝しかないと思いました。
悲しみの裏側の現場では、どのようにしてサポートしているのか?小説を通して、勉強になりました。
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好きなシリーズだが、うーん…新キャラが出てきて今の職場を変えようとするゴタゴタが大半を占めててちょっとなあ…確かに会社である以上、利益は大事なんだろうけど、小説の中ぐらい漆原や美空みたいな遺族に寄り添ってくれる葬儀の話が読みたかったよ。前作は泣けたのに、今作はなんだか白けちゃった。それでも続きが出れば読むんだけど。
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社長の甥っ子の小暮が入って来た事で 坂東会館のやり方が変わるという話がメインだったので、ちょっと盛り上がらない気もした。でも、こんな葬儀会社で送ってもらえたら嬉しいなぁ、現実は淡々と行われるんだろうなぁと思う。漆原とのこれからも気になるので続編を期待。
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理想と現実の狭間、収益を上げて、競争に勝たなければ、会社が成り立たない、といった話が、とうとう入ってきた。それでも、実はいい人、、という、安心のお話だった。まだまだ、恋バナに発展はない。
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お別れシリーズ ③
プロローグ
友人の夏海がキラキラしてる。彼氏できたんだって。
思い出の箱
団地で孤独死。だけど、決して不幸せではない。
未来の約束
火事で祖母と孫が亡くなる。辛い葬儀。
故郷の風
定年後の夫が登山事故で亡くなる。住み慣れた東京で葬儀を!!
絶対の絆
母が亡くなり若い息子が喪主。離婚した父は呼びたくない!!
エピローグ
板東会館葬祭部の花見!!
葬儀の流れは今までと同じで、漆原さんと美空ちゃんが
ペアで動いて、その家族に合った葬儀をしてく話。
でも、今回大きく変わったのは、新しく会社に入った
小暮さん(ロッテ…ホテルマンみたいで近所のホテル名)。
大手葬儀会社から社長の甥ということで来たが、
まぁー、利益のことを言ってくる!!
葬儀に金額をかけるようなプランを提案するよう、
社員に押してくる!!
喪主たち家族には、未来があるからそんなことを
無理して出来ないと美空ちゃんは言うが、
まぁー、グイグイする小暮さん。
そんな小暮さんも辛い過去があった。
ちょっとだけ漆原さんの過去も出てきた。
でも、私の好きな僧侶の里見さんの出番が少なかったー。
それがちょこっと残念だったなぁー。
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「ほどなく、お別れです」が面白くて手を伸ばしたが、最初のシリーズ?のほうが面白かった。個人的に恋愛要素はない方が良かったし、小暮の奥さんとの話から「小さな葬儀」にこだわっている流れは理解できるけれど、遺族に葬儀にできるだけ費用をかけさせようとしているところが矛盾している感じがしてあまり好きではなかった。
また、主人公も最初のシリーズの方が遺族に「寄り添っている」感じがした。この作品だとあまりにも遺族の気持ちに寄り添おうとしすぎていて、当事者でないのに当事者であるかのような振る舞い、発言が不快に感じた。
全体的な話としては面白かったけれど違和感のある箇所がいくつかあった。
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しみじみと良かった。
スカイツリーを望む葬儀場「坂東会館」を舞台にしたシリーズ第三弾。
入社して二年の美空は葬儀の司会で失敗、クレームを受ける事もあるが、都度反省し、遺族に真摯に向き合おうとする姿勢は崩さない。
今回は社長の甥で、大手葬儀場での勤務経験がある木暮が入社して来た事で、あわや一触即発か!?という展開。
葬儀=ビジネスと捉える木暮の考えを読みながら葬儀の在り方についても考えさせられた。
4つの物語で描かれる別れはどれも悲しく切ない。
けれど故人や遺族へ心を寄せる坂東会館の人達の思い遣りと温かさが身に染みる。
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「ほどなくお別れです」シリーズ第三弾。
第三弾では、利益を重視しようとする小暮さんに坂東会館の皆がかき回されている感の強い感じであったが、大事な妻を亡くしていた過去があり、それ故に願う葬儀の形があることがわかり、ホロリとした。皆との関係もいい方向にいき、良かった。美空の心は漆原に傾いているのだろうが、恋人になるのは想像できない…。第四弾が出ることを期待しています。
美空が丸二年働いて、アシスタント的な仕事ばかりでいいのかと少し疑問だった。通常、もっと司会やら打ち合わせなどメインでやっていくものではないか、余裕のある働かせ方だなと不思議に思った。
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お別れを経験しているからこそ、この本を読んで身に染みたように思う。きちんと見送ってお別れしたいと思う家族に寄り添ってくれる坂東会館での葬儀は、こうあってほしいと思うものばかりだった。最後にみんながわかりあえて、うれしいこともあったりしてこれからの物語も是非読みたいと思った。
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シリーズ三作目です。
初めと比べると、お仕事小説感が強まっているような気がします。
小暮は、前半は嫌~な感じで登場したけれど、坂東会館が今後淘汰されないために、確かに必要なこともあるなぁと感じました。
小暮が加わったことで、今までの雰囲気と少し変わった今作。
このシリーズはこれからも、美空の成長とともに少しずつ変化しながら楽しませてくれそうです。
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私、このシリーズ好きだわ。
1日1冊のペースで読みました。
葬儀社のお話で、あまり縁がないから面白いってのもあるけど、それぞれの家族の事情とか丁寧に書かれてて考えさせられる感じも。そして、上司の漆原さん好きかも。黒スーツ、長身、ツン(ツンデレではない)とか好み。付き合うのは嫌だけど、面倒だから。
今回は、82歳で家族に見守られつつ亡くなった方と、対照的に孤独死をした82歳の方のご葬儀が。続編出るかな?まだ続けられると思うので期待して待ってる。