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音楽が鳴りやんだら
著者 高橋弘希
作詞・作曲の天賦の才に恵まれた、福田葵。彼が幼馴染と組んだバンド「Thursday Night Music Club」、通称サーズデイが、とうとう大手レコード会社の目に留...
音楽が鳴りやんだら
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音楽が鳴りやんだら
商品説明
作詞・作曲の天賦の才に恵まれた、福田葵。彼が幼馴染と組んだバンド「Thursday Night Music Club」、通称サーズデイが、とうとう大手レコード会社の目に留まった。デビューの条件は、ベーシストを入れ替えること。
「君には音楽の才がある。代償を恐れて自分で才能の芽を潰すことは、音楽への裏切りにもならないか」
プロデューサーの中田の言葉を受け入れ、メジャーデビューを決断した葵は次第に変貌し――。
芥川賞作家の新境地、圧巻のバンド小説。
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僕の音楽は破滅へ向かうのか
2022/10/15 11:18
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投稿者:GORI - この投稿者のレビュー一覧を見る
ロックは麻薬、酒、女、行き着くところは死。
ミュージシャンを志す若者たちがバンドを結成しメジャーデビューを目指す。
チャンスを掴むときには残酷な決断が訪れる。
葵のバンドもまずは啓介のベースが切られる。
メンバーを変えたサーズデイはデビューして駆け上がるように頂点を目指す。
ノンフィクションを読んでいるように淡々と語られるサーズデイの軌跡。
しかし葵の様子がおかしい。
そこからは今までとガラと変わって、狂気、闇、暴力、破滅
言葉が溢れかえるような文章は読みづらいが、スピード感を増した物語が読むものを惹きつける。
難解な表現やコアな知識が多く読むのが辛いのが難点。
芥川賞作家らしいと言えばらしいが、もう少し娯楽度の高い作品を読みたいものだ。