婚約破棄された崖っぷち令嬢は、帝国の皇弟殿下と結ばれる 2

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投稿者：S910　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

祖国で長兄の王太子就任と自分の帝国皇弟との婚約発表を終え、今度は帝国で正式に婚約式を挙げるために帝都へ向かうミネルバとルーファス達。
道中の辺境伯家で不祥事に立ち会い、自分と似た境遇となったソフィーに強い繋がりを感じて女官に迎える。
帝都で無事に婚約式を挙げるまで。

時々いちゃついて照れ照れしている純情ぶりにびっくりするくらい、わりと互いに愛情を隠さない二人なので読んでいて安心感がある。
今回は婚約式で話が終わったのもあって、ソフィーの元婚約者へのざまぁは次巻持ち越し。
未決着なせいで若干消化不良感もある。
でも一巻目よりも納得できない感じやご都合主義だと感じた展開は少なくて良かった。
ただ、時間の経過で空白行が入ったりしないので、読み流しているとびっくりする。
序盤祖国を旅立ち家族に別れの挨拶をしたのと同じページに、同じ繋ぎのまま辺境伯からようこそって声をかけられてるの、すごい違和感だった。
時間が大きく経過したり、場所が変わったりしたときには空白行を挿入してほしいな。
書き下ろし番外編は白昼夢なのか幼少期のルーファスとミネルバが出会う話。
本編との関連はなさそうな小話だった。