読割 50
電子書籍
日本のコメ問題 5つの転換点と迫りくる最大の危機
著者 小川真如 著
稲作伝来以来、日本人はコメ不足に悩まされてきた。1967年、ついに自給自足を達成する。だが、そこに喜びはなかった。直ちに到来したコメ余り時代と減反の開始、ヤミ米の拡大と食...
日本のコメ問題 5つの転換点と迫りくる最大の危機
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
日本のコメ問題 5つの転換点と迫りくる最大の危機 (中公新書)
商品説明
稲作伝来以来、日本人はコメ不足に悩まされてきた。1967年、ついに自給自足を達成する。だが、そこに喜びはなかった。直ちに到来したコメ余り時代と減反の開始、ヤミ米の拡大と食管制度の崩壊、ウルグアイ・ラウンドで生まれた国際秩序への対応、水田フル活用政策の誕生と混乱……。本書は半世紀で大変貌を遂げた日本人とコメの関係を、転換点ごとに整理。そして、残された未解決問題がもたらす最大の危機に警鐘を鳴らす。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
政治・経済にも精通した農業書・素晴らしい良書です。
2022/07/19 15:20
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本でのお米生産の歴史を振り返りながら、日本のお米のあり方について著者が説いた1冊です。
当書の素晴らしい点は、著者が農学者でありながら、政治・経済にも精通している点です。日本の国政の話、経済学で習う数学などを用いてお米について説明している点に、著者の勤勉さ、学者としての能力の高さを強く感じました。類まれなる素晴らしい良書です。
なお、個人的には第一章が1番好きです。日本人のお米に対する考え方に、著者が「それは違う」と学術的に反論している点が、新たな視点を学べて良かったと思ったからです。
紙の本
興味深い
2024/03/07 17:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本のコメ問題について、わかりやすくてよかったです。待ったなしで迫ってくる最大の危機に、対応してほしいです。
紙の本
おコメは、大切ですね。
2022/09/12 08:42
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おじゃもんくん - この投稿者のレビュー一覧を見る
農業の専門家の筆者は、田んぼを見て学んで・育った世代。
日本のコメ問題を、一般の人でも理解しやすい本としてこの本を出したとか。
専門用語は極力使われていないが、しかし中々。
読むのに、メチャ時間がかかる一冊でした。
戦後の日本は、食糧難の問題が大きく。
食料の自給の基本をコメと位置づけ。
やがて飽食の現代に至っている。
第一の転換期を1967年。
第二の転換期を1978年。
第三の転換期を1993年。
第四の転換期を2008年。
その後の第五の転換期(2052年)では、農地が余る時代が到来し。
それを転換点Pの先を、領域Xと提起して考える時期に来ていると提案。
日本のコメの問題は、コメ余りから田んぼ余りに。
田んぼを畑に変えて行っているが、その先に農地余りが出て来る。
戦後コメの自給が達成後、日本の農政は方向転換が多く。
また人口増から、大幅な人口減の時代に変わり。
コメ食からパン食への変化。
牛肉・豚肉の大量消費の時代。
この飼料の為には、コメや麦・トウモロコシを農地で作らなければならない。
第一から第四の転換期で、政策の転換の遅さは国民の理解度の低さと考え。
転換点Pが来る前に、みんなで考えようというのが本書の狙いかな。
自分たちの未来を、考えて行く為の一冊ですね。