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電子書籍
わたしが消える
著者 佐野 広実
第66回江戸川乱歩賞受賞作!綾辻行人氏(選考委員)、推薦。「序盤の地味な謎が、物語の進行とともに厚み・深みを増しながら読み手を引き込んでいく」 元刑事の藤巻は、交通事故に...
わたしが消える
05/02まで通常968円
税込 484 円 4ptワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
わたしが消える (講談社文庫)
商品説明
第66回江戸川乱歩賞受賞作!
綾辻行人氏(選考委員)、推薦。
「序盤の地味な謎が、物語の進行とともに厚み・深みを増しながら読み手を引き込んでいく」
元刑事の藤巻は、交通事故に遭い、自分に軽度認知障碍の症状が出ていたことを知り、愕然とする。離婚した妻はすでに亡くなっており、大学生の娘にも迷惑はかけられない。
途方に暮れていると、当の娘が藤巻を訪ね、相談を持ちかけてくる。介護実習で通っている施設に、身元不明の老人がいる、というのだ。その老人は、施設の門の前で放置されていたことから、「門前さん」と呼ばれており、認知症の疑いがあり意思の疎通ができなくなっていた。
これは、自分に課せられた最後の使命なのではないか。そう考えた藤巻は娘の依頼を引き受け、老人の正体を突き止めるためにたった一人で調査に乗り出す。
刻一刻と現れる認知障碍の症状と闘いながら調査を続ける藤巻は、「門前さん」の過去に隠された恐るべき真実に近づいていくーー。
残された時間で、自分に何ができるのか。
「松本清張賞」と「江戸川乱歩賞」を受賞した著者が描く、人間の哀切極まる社会派ミステリー!
文庫化にあたり、受賞作の前日譚にあたる短編「春の旅」も収録。
目次
- 序章 宣告
- 第一章 身元不明者
- 第二章 行動監視者
- 第三章 犯罪当事者
- 終章 残された時間
- (前日譚)春の旅
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紙の本
老人の過去とは
2024/01/12 23:36
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キレイな富士山 - この投稿者のレビュー一覧を見る
軽度認知障碍の元刑事が、認知症疑いのある老人の過去を調べ始める。徐々に明らかになる老人の過去に、驚愕の事実が潜んでいる。
紙の本
「認知症」というワードが主として出てきます
2023/05/24 13:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みえ - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルからは、想像できない内容でした。
認知症の予備軍とでも言うべき主人公が、娘をきっかけに出会った認知症の老人の過去を調べるにつれ、警察の過去の悪しき隠蔽を知り、裏を暴いていく、というのが本筋です。
その中で、個人の葛藤や生き様などが巧みに描写されています。老人の壮絶な過去を紐解いていく様がおもしろかったです。さすがに警察は、そこまで腐っていないかな?とは思いましたが。