- 販売開始日: 2022/12/27
- 出版社: 東京創元社
- ISBN:978-4-488-02889-3
明智卿死体検分
著者 小森収(著)
その男は、四阿(あずまや)いっぱいの雪に埋もれて凍死していた。この異常な状況は、おそらく魔術によるものだ──それも上級魔術師の。事件関係者は、調略に長けた軍人、毒見役の陰...
明智卿死体検分
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商品説明
その男は、四阿(あずまや)いっぱいの雪に埋もれて凍死していた。この異常な状況は、おそらく魔術によるものだ──それも上級魔術師の。事件関係者は、調略に長けた軍人、毒見役の陰陽師、そして“タレント”を持つ近衛将曹ら、一癖も二癖もある者ばかり。魔術を行使して人を殺めると、その証が術者の相貌に顕われるが、関係者にその気配はない。では、誰が、なぜ、そしてどうやって殺人を為し遂げたのか? 菊の御料所で発生した不可能犯罪を調査するのは、権刑部卿・明智小壱郎光秀(あけちこいちろうみつひで)と、陰陽師・安倍天晴(あべのてんせい)。『短編ミステリの二百年』で日本推理作家協会賞&本格ミステリ大賞を制した著者が、魔術が存在する“日(ひ)の本(もと)”を舞台に贈る傑作本格ミステリ。
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は、はやく続編をください…!
2023/02/28 12:50
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投稿者:たけとり - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白かった〜!
明智小五郎と明智光秀(の子孫)を合体させるという発想と、世界観が無茶苦茶好き。金田一、明智、法水麟太郎ってそこは神津じゃないんですか?! 一部のキャラの背景など謎の部分は謎のままだけど、事件の「何故」はきれいに解決するし、あの武将がこうなってるのねとか、「麒麟がくる」を履修しているので明智が帝に重用されてるのもわかるし、かなり楽しめた。この雰囲気を味わいたければダーシー卿シリーズも読めばいいんですか?! 買うか!
読了後にはこの世界の資料が欲しくなっていたので、巻末の本能寺の変の話は有り難い。なるほどこういう歴史なのね。
早く続編を読みたい。