FIND 警察庁特捜地域潜入班・鳴瀬清花(角川ホラー文庫)
2023/01/25 23:22
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投稿者:ごんちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
警部補の清花が捜査一課で班長として頑張る中、刑事とは犯人を捕まえるだけでなく事前に犯罪を防ぐことにづく。その過程を神隠し事件を潜入捜査をする中で自我を取り戻していく過程が心にせまりました。離婚してしまうのですが分かり合える部分もあり新たな一歩を清花さんは進めるのではないか、と思いました。次回作が楽しみです。
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投稿者:まかゆら - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回は未解決事件を捜査する話
主人公は女性
子供もいる既婚者ですが旦那さんとは関係が冷え切ってます
オカルトも絡んで面白かった
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ホラーでなく、今のところ敵は猟奇的殺人鬼でもないらしい
田舎の因習みたいなのはとても好きですよ
従来どおり同僚・上司のキャラ設定も面白い
今後どうなっていきますかね
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新シリーズ。前シリーズに封入されてた冒頭部分で、ちょっと今回の刑事さんは苦手かも…と思ってしまいましたが杞憂でした。鳴瀬清花さんも素敵です。
最初こそツンケンしてましたが、潜入班に所属してからは険も取れてきて良かったです。お疲れだったのかな。
犯人を検挙して事件を解決する訳でなく、事件性がありそうなものを解決していく。
「刑事は事件が起こらないと動けない」というジレンマを払拭していくシリーズのようなので続きも楽しみです。
潜入といっても地域に溶け込むという感じなのも楽しそう……仕事なので気は抜けないけれども。警察だってバレてたし。
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新シリーズ。楽しみにしていて読み始めたけど、人の話を全く聞かず、自分の意見を押し付けてる清花のキャラがちょっと駄目かも、しんどいな、、、と思いながら読む。読んでるうちにちょっとずつ肩のちからが抜けて、人とコミュニケーションがとれるようになってきて、、、今から面白くなっていくかな。
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大好きな内藤了さんの新シリーズ♪
良き。うん、良き。
こういう小説が書ける内藤さんって、根が良い人なんだろうなぁ…。
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2023 2/20 読了
神隠しに焦点をあてたミステリィ小説。
よろず建物因縁帖シリーズやフロイトシリーズが大好きだったので、内藤了先生の小説は読むようにしてるのですが、やっぱりこの2つのシリーズには今回のシリーズも惹かれないかな?
主人公は夫との関係に悩む女性警察官なのですが、
その関係もどっちもどっちなのかな?少しイラッとするのは旦那の方にですが。。。
よろず建物因縁帖シリーズ、また書いて欲しいです。。。
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被疑者を勾留中に自死させたことで県警捜査一課を追われ、家庭にも居場所を失った刑事・木下清花。
異動先の「警察庁特捜地域潜入班」は、組織のはみ出し者が集められた新設部署だった。
最初に捜査対象となったのは栃木の村落で発生した「児童連続神隠し事件」。
その地では古くから、子供をさらう「ヤマヒト様」伝承が存在しており……。
清花たちは事件の真相を追い、村落への潜入捜査を開始する!
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終わるものもあれば、始まるものもあるということで、新シリーズです。
女性でありながら警部補で捜査一課で班長の清花は、厳しい取り調べの果てに被疑者を自死させてしまい、左遷。
そのうえ、家族関係もうまくいかず夫から離婚届を渡されてしまう。
そして、新たにやり直すために行くことになったのは事件を解決することではなく、事件を起こさないようにするために新しく設立された部署だったのです。
ある意味、スプラッタがなくてよかった! 『おもてうら交番』はそこそこあったので、辛い時が……。
女性が、特に公務員の世界で出世をしていこうとすると、彼女のようになってしまうのも仕方ないのかなぁとも思ったりもして。
それだけね、日本が遅れていることの証明でもあるわけなんですけどね。
頑張りを認めてもらえないのか辛いですよね。気持ちも荒みますよ。
それが、新しい部署で段々と変化していくことが素敵でした。
楽しみなシリーズになりそうです♪
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すごく面白かった!新ヒロインの清花にも好感がもてた。潜入捜査で事件を解決、その事件もヤマヒト様伝承と掛け合わさって、怪異なのか現実なのかドキドキしながら一気に読めた。
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内藤了『FIND 警察庁特捜地域潜入班・鳴瀬清花』角川ホラー文庫。
完結編となった『LAST 東京駅おもてうら交番・堀北恵平』と同時刊行の新シリーズ。
左遷された女性刑事が警察庁に新設たばかりの特捜地域潜入班に配属され、そこで活躍していくという物語。
可もなく不可もなく、怪異もホラーの要素も余り無ければ、驚きも無い、平坦なストーリーの警察小説。
県警捜査一課の班長を務めていた31歳の木下清花は被疑者を勾留中に自死させたことで県警捜査一課を追われ、警察庁特捜地域潜入班に配属される。さらに、それまで家庭を顧みなかった清花は夫にも三下り半を突き付けられ、離婚の危機を迎える。
清花は新たな部署で変わり者の土井と共に栃木の村落で発生した『児童連続神隠し事件』を捜査する。キャンプ客に扮して村落に潜入捜査を行ううちに事件の真相が見えて来る。
事件が解決し、離婚に同意した清花は木下という姓を捨てて、鳴瀬に変わる。
本体価格720円
★★★
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内藤了さんの新シリーズ。
キャンプ場で行方不明になった子供たちはどこへ消えたのか、神隠しの謎を探る特捜地域潜入官たち。
土井さんのキャラクター好き。そして周りのメンバーもクセがありつつも一体となってて良い。
清花は最初の刑事のインパクト強すぎで、今までの内藤さん作品の女子(比奈子ちゃん、ケッペーちゃん)のタイプと違ってたから、当初このシリーズ好きになれるか心配だったけど、読んでいくうちに性格も考え方も柔らかくなってきたから、きっと好きになれそう。
ちなみに清花の旦那の勉はどうしても好きになれない(爆)「母親」というものを押し付けてすぎでは?と読んでて勝手に苛立ってました笑。確かに清花も家庭を顧みなかった部分はあるかもしれないけど、同じ職場な分、清花の仕事の大変さは分かってるはずだし、父親が「母親」的なものを担当してもいいと思うのだけど…。
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今までのシリーズとは一線を引く感じかな?殺人現場の生臭い感じがないストーリー展開でした。
新たな操作方法としてもイイかもしれないですね。
家庭内のゴタゴタが我が家のようでした(私は家を出ましたが)。
でもこれからの展開、どのようになるのかな?この舞台を中心に展開していくのかな?それとも東京を中心に展開するのか。
楽しみです。
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藤堂比奈子シリーズ、堀北恵平シリーズとは異なり、このシリーズの主人公鳴瀬清花は、物語開始時点で既婚者で子どもがいる。彼女は早く出世しており有能な人物だが、仕事と家庭で上手くいっていないところが等身大のキャラクターで共感することができる。
今までのシリーズでは真相解明が最優先されていたけど、このシリーズでは「困っている人を助ける」「たくさん助けて、悲しい人がいなくなる」ことが最優先されそうだ。
清花は自分を見つめ直し、幸せになることはできるのだろうか。冒頭のルービンシュタインの言葉が示唆を与えてくれそうな気がする。
「幸せは、条件を付けないときにしか感じられないものだ」
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どうも読書傾向が偏っているのか、また児童虐待に端を発した事件…正直、食傷気味だ。
いや、自分の読書嗜好にでは無く、子供をすげなく
扱う親や大人たちに。
そして後をたたない実際の虐待死にだ。
ぶっちゃけ、
この主人公にしても社会正義の為か知らんが、物語冒頭から明らかに『仕事>育児』の構図が顕著で好きになれない。
で、
旦那の方も、どんだけ我慢したか知れないが、
それでも母を慕う幼な子から母親を奪って然るべき程の『限界』を早々に迎えていて、ナイーブなのねーって感じ。
まぁ、ひでー話。
(親になっても)自分がいちばん大切な人たち。
だったら、子供をもうけるべきじゃなかったな。
前シリーズのヒナちゃんは早々に離職してるし…。
家族を持ち親となったなら、その核にあるのは未来を担う子供であるべきだと思っている。
愛玩物が欲しいだけならペットでも飼ってたら
(袋のマコトに怒られそうだが(笑))と思う。
で、
今作はそんな虐げられた子供達の駆け込み寺的な
お里の話。
ただ、前述の通り、主人公の『我』がどうにも鼻について今作では最後まで好きになれなかった。
が、
作中、霞を食べている様なつかみどころの無い上司だけが魅力的に描いてあって、彼との関わりで
主人公がどう変わってゆくのかが、唯一興味をそそられた点。
好きな作家さんなので、もう一作このシリーズ読んでみようかと思う。
最後にもうひと脱線。
今日のニュースで中学生に中指立てられた先生が
そいつの胸ぐら掴んだ…暴力だ、と騒ぎになっていた。
その番組では、その教師を乳幼児を逆さ吊りにした保育士達と同じ文脈で扱っていたが、
そりゃ違うだろうよ。
むしろ、教師側の虐待と取られる事への逡巡を逆手に取って挑発行為をするような小賢しい輩こそ責められるべきであり、躾の対象と見做されるべきであって、そこを何の検証も無く一連の幼児虐待と同じベクトルで報道する(それは報道ですか?)メディアって馬鹿なの? それとも視聴者を馬鹿にしてるの?と思った。
よく子供の目線で、と言われているが、
成長を促すならば、子供より少しだけ高い目線で
語り、導くのが躾や指導だと私は考える。
虐待はまごうかたなきクソだ。 許し難い。
しかし、虐待と躾を精査する事もせず煩雑に混同して公共の電波に乗せる奴等も控えめに言って…
まぁクソだな。
了。