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占(新潮文庫)
著者 木内昇
翻訳家の桐子(とうこ)は大工の伊助と深い仲。ただ彼は、生き別れた義妹が一番大事という。ならば私は何だと桐子は憤り、偶然行き着いた卜い家(うらないや)で彼の本心を探る(「時...
占(新潮文庫)
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占 (新潮文庫)
商品説明
翻訳家の桐子(とうこ)は大工の伊助と深い仲。ただ彼は、生き別れた義妹が一番大事という。ならば私は何だと桐子は憤り、偶然行き着いた卜い家(うらないや)で彼の本心を探る(「時追町の卜い家」)。お宅は平穏ねと羨まれる政子。果たしてそうか、近所の家庭を勝手に格付けし、比べ始める。それが噂になってしまい……(「深山町の双六堂」)。“占い”に照らされた己の可能性を信じ、逞(たくま)しく生きる女性たちを描く短編集。(対談・鏡リュウジ)
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紙の本
占
2023/05/10 01:03
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投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
占いにまつわる
ゆるやかに繋がった短編集。
どれも“よくある話”といえばそうで、
新しい見聞が得られるわけではない。
それでもひとつひとつのエピソードは染み入るし、
組み合わせでこれほどの豊かさを持つ。
占いも道具。
結局は使い方次第。