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NHK 100分 de 名著 新約聖書 福音書2023年4月
そういえば、あの本のこと、なんにも知らずに生きてきた。一度は読みたいと思いながらも手に取らなかったり、途中で挫折してしまったりした古今東西の「名著」を25分間×4回=10...
NHK 100分 de 名著 新約聖書 福音書2023年4月
新約聖書福音書 言葉の奥にあるコトバ (NHKテキスト 100分de名著)
商品説明
そういえば、あの本のこと、なんにも知らずに生きてきた。
一度は読みたいと思いながらも手に取らなかったり、途中で挫折してしまったりした古今東西の「名著」を25分間×4回=100分で読み解きます。各界の第一線で活躍する講師がわかりやすく解説。年譜や図版、脚注なども掲載し、奥深くて深遠な「名著の世界」をひもときます。
■ご注意ください■
※NHKテキスト電子版では権利処理の都合上、一部コンテンツやコーナーを掲載していない場合があります。ご了承ください。
■今月のテーマ
知や教養を超えて、“心の糧”として「聖書」の言葉を読む
「新約聖書」の4つの「福音書」に描かれた、弱きもの・小さきものに寄り添ったイエス・キリストの存在は、現代人にどのような意味を持つのか。信仰者に留まらない開かれた書物として、また「理解する」ものではなく、各々の人生に照らして「感じる」ものとして、キリスト教の聖典を読み直す。
■講師:若松英輔
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紙の本
「文字を越えようとする文字」(7頁、柳宗悦の表現)
2023/04/29 20:33
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Haserumio - この投稿者のレビュー一覧を見る
4福音書そのものはかつて岩波文庫版で読んでいたのだが、その際の理解がいかに浅かったかを教えてくれた番組のテキスト。山場は第4回。番組とテキストでは、細かいところで若干のズレがあるので、付き合うなら両者を是非。
「イエスにとっては、ユダは単に自分を嫌った人ではありません。イエスがどうしても最後に背負わなければならない試練を準備する人、それがユダだったのです」(102頁)。
「イエスは嘆きの言葉とともに逝った。私たちもまた、そのように弱い者としてこの世を後にしてもよいのではないでしょうか」(105頁、イエスは「神の子」であって「神」そのものではない。神の意図はイエスにもわからないのである)。
聖書には「マグダラのマリアが(復活した)イエスを見た、とは記されていません。何らかの姿をしたイエスが彼女の前に「現れた」というのです」(109頁、イエスの復活とは「3.11」後にみられた死者との対話現象のようなものか)。
次回の『精神現象学』も大変楽しみである(かつ、その次の『ショック・ドクトリン』も)。
紙の本
不思議の人イエス
2023/04/09 20:40
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:和田呂宋兵衛 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「新約聖書=キリスト教の聖典」という先入観から離れて、イエスという不思議に満ちた人物の生涯とコトバを追うのに、とても良いテキスト。
文字にとらわれるのでなく、言葉を超えた「コトバ」を感じ取っていこうという姿勢に共感が持てる。
テレビでの話し方もわかりやすく、親しみが持てた。