電子書籍
エリザベート ハプスブルク家最後の皇女 上
著者 塚本哲也
二十世紀中欧の動乱と悲劇を描く一大叙事詩世紀末ウィーンのハプスブルク王家の嫡流に生まれ、帝国崩壊と二度の大戦を経て、社民党闘士と再婚した美しき大公女の波瀾の人生。◎祖母は...
エリザベート ハプスブルク家最後の皇女 上
エリザベート ハプスブルク家最後の皇女 上 (文春文庫)
商品説明
二十世紀中欧の動乱と悲劇を描く一大叙事詩
世紀末ウィーンのハプスブルク王家の嫡流に生まれ、帝国崩壊と二度の大戦を経て、社民党闘士と再婚した美しき大公女の波瀾の人生。
◎祖母は人気ミュージカル「エリザベート」で有名なエリザベート皇后
◎父は男爵令嬢と謎の自殺を遂げたルドルフ皇太子
◎一目惚れのあげく、祖父・皇帝の力で得た初婚の不幸な結果
◎貴賤結婚を忌んだ宮廷儀礼の末に起きたサライェヴォの悲劇
◎オーストリア=ハンガリー帝国の崩壊に至った第一次世界大戦
◎一市民となった後の、社会民主主義運動家との出会い
◎「同じドイツ民族」を旗じるしにナチスの恫喝で進むオーストリア併合の一部始終
ハプスブルグ家最後の皇女のたどった波乱万丈な八十年の人生を通して、激動のヨーロッパを読む。
※この電子書籍は、2003年6月に刊行された文春文庫版を底本にしています。
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紙の本
ハプスブルク家最後のお姫様の運命
2019/01/29 09:24
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
何でオーストリアとハンガリーが一つの国を形成していたのか、何でオーストリアだけがソ連の魔の手から逃れることができたのか、何も知らない私は宝塚でおなじみのエリザベート皇后に同じ名前の孫娘がいたこと、その孫娘が数奇な運命に翻弄されながら1960年代まで生きていたことなぞ知る由もなかった。ロシアのロマノフ王朝の終焉(一家全員が惨殺)を考えると、ハプスブルグ家のお嬢さんだからという忖度で混乱の時代を生き抜けていったわけではないだろうし、王朝の人間だったにも関わらず、夫に倣って社会民主党員になるといった予想外の行動をする彼女に周りはたじろぎ、さすがお姫様とうなっている間に殺戮するきっかけをなくしてしまったのだろうか。何よりもエリザベートを通じてこの本で戦後の中央欧州のことが学習できたことがうれしい
紙の本
最後の皇女
2022/06/08 13:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
エリザベート皇妃の孫、エリザベート。名前が同じでややこしいですが、父ルドルフ皇太子が早くに亡くなり、祖母エリザベートも暗殺されるなど大変な子ども時代だったようです。祖母ほど有名ではないですが、波瀾万丈な生涯がわかりやすく、読みやすい文章で描かれています。