悪役令嬢の矜持　婚約破棄、構いません

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投稿者：ラ・レーネ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

クリスティーナは王太子から婚約破棄されている最中に､ここが乙女ゲームの世界であることを突然思い出す。だが､時は既に遅く､実兄にドレスを引っ張られ､王太子の側近からは抜き身の剣を突きつけられ､王太子からは断罪された後だった。父である公爵からも見捨てられそうになった時､クリスティーナの矜持が示される。曰く､学園を首席で卒業してみせると言うのだ。父から許可を得て学園に戻ったクリスティーナは､花の王家の末裔であるヒロインに衆人環視の中で土下座してみせる。これから先､何も奪われない為に。頭を下げるくらいの事はなんでもない。それからも様々な嫌がらせ行為を受けるが､クリスティーナは､それらを自らの手で打ち払う。例えば、教師にあるまじき卑劣な手段を取られてもだ。
そんな四面楚歌の中で､些細な出来事で辺境伯の妹から慕われるようになったクリスティーナは､悪役令嬢にのぼせている妹を諌めようと王都に出てきた辺境伯との偶然の出会いがクリスティーナの運命を大きく変えていく事となる。
彼女に抜き身の剣を突きつけた男が恋に落ちるくらいに！全く王太子側の人間は揃いも揃って見る目がない！大体､婚約者のいる男が他の女に手を出すこと自体､倫理に反しているだろうが！そんなのが国のトップになる国なんて底が知れている…いや､そこが知れないが正しいか？なにしろ､ここから先は台本のない世界なのだから…待ち受けるのは薔薇色の未来か､それとも破滅への階段か…少なくともヒロインの側から1人の男が消えた…。
次には一体何が起こる？悪役令嬢風に言えば､次にわたくしの前から消え去るのはどなたかしら？本当に次巻がとても楽しみですわ…。

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投稿者：おはな　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

婚約破棄を言いつけられるシーンから始まるので、クリスティーナの悪役ぶりは過去の話で、婚約破棄後ソフィアの取り巻きたちの嫌がらせの方が目障りだった。
特に集団で襲いかかった騎士たちと教師としてあるまじき態度のオズワルドと妹を嫉妬し逆恨みするユリウス。卑怯で陰湿な男達に腹立つ。
ギレスのお馬鹿さんぶりは微笑ましかった。