紙の本
シリーズ3
2023/08/12 07:25
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投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
近未来に江戸の町を再現させ生活をする江戸国を舞台に、怪獣のように縦横無尽に活躍する金春屋ゴメスとその一党の物語第3弾。現代社会にあふれる情報機器がないだけで、社会の仕組みは変わることがうかがえる。江戸国の成り立ちや将軍や老中といった政権中枢の面々の関係が、今回作品では明らかになった。江戸の町は廃墟化したが、人々はたくましい。次作があるとすれば、どのように復活するのだろうか。
紙の本
まさか続きが読めるとは
2024/04/10 18:45
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
ずっと止まっていてシリーズの最新刊。
まさか続きが読めるとは思ってなかった!
江戸と日本の外交問題、エネルギーの利権が絡んで嵌められたゴメスは一応囚われの身に。
特製の牢獄に囚われても心配する気になれないのはあのゴメスだからか(笑)
あの女の一撃、ゴメスは大丈夫なのか。そこは心配。
最後の短編 ゴメスの選択が一人の名医を生み出した。
明るい読後感。
登場人物が多いので紹介ページが欲しい。
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江戸開国以来の大ピンチ。
手下たちの話が多く、ゴメスの活躍が物足りない。
恋バナもあるが、上手くいかなそうなのが逆に良い。
再建された江戸の話をまた読んでみたい
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やっと続きが出た~!
ゴメス、やっぱり悪どく豪快でしたね~。
ちょっと最後がまとまりない感じがしましたが、おもしろかったです。
檻の中のゴメス…(((*≧艸≦)ププッ
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江戸国のみなさま うかうかしてると 日本に好きなようにされますわよ
ほら そこにも ここにも 日本の手の者が いらっしゃいますわよ
ところで 私も黒鬼丸に乗ってみたいのですが……
振り落とされて踏み付けられるのがオチですか
やっぱり
諦めましょうかねぇ
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ゴメス怖いけど、格好良い!
辰次郎も朱緒さまと良い感じ。
江戸はどう復活するのか?
次も出るのかな?楽しみ。
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今回もスラスラ〜っとラストまで!
実写で映画とかになってもいいのでは、と思っております。
前回にも繋がる話ですが、これ一冊で読んでも十分に楽しめると思います。
江戸国の人の生活、きっと現代人の私たちには不便だって思うことがいっぱいあるんだろうけど、今の便利すぎる世の中よりもそっちの生活で暮らしてみたい。
人々の心意気もいい。
もちろんどの世界でも時代でも合わない価値観に生きる人々はいるけれど…
一作目にもあったけれど、辰次郎が感じる感覚が目覚めていく感じ、表現が好き。
また続きがあるといいな。
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待ってました。やっぱりゴメスは凄い。
今回は、特に凄さが際立っている。緻密で豪快。運まかせの様で、しっかりバックアップも仕込んである。
江戸国の住民のエネルギーは、江戸時代に成長した江戸の住民のエネルギーに 匹敵している様で、なんだか嬉しい。
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待っていた新刊が出ました。ゴメス率いる長崎奉行のメンバーがいい!江戸がこの後どうなってしまうのか気になる。牢に入ったゴメスを助けるところが最高でした!
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ゴメス劇場仕舞いました。ゆっくりのんびり(途中風邪に見舞われるって事)登場人物も名前だけで思い出せないが、得意分野でそうだねという感じで、辰次郎に松吉が中心人物ですが、あっ十三もラストに江戸に現れたよ。松吉が奈美を、辰次郎が朱緒を好きでのドタバタなんだけど、事件が起きて解決する柱なんだよね、江戸の街の再生もあるし 前2作の事件も含んで物語にしているのが上手ですね。江戸なんだけど時代劇にはなっていない。読み終えて沁みるもないし、ワクワク感ないし、うーんやっぱりゴメスの癖が凄いって事
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15年ぶりの復活、それも文庫書き下ろし!直木賞まで取って箔が付き、歴史ファンタジーは見限ったのかと心配していたが、パワーアップして戻ってきた。昔の事件は難なく記憶取り戻せたが、因果の刃はちょっと展開雑では?それでも時々笑い転げてしまった。次の展開楽しみ。「日本にいると、いろんなものが目まぐるしく変わるだろ?人間の方が置いてきぼりになっちまう。ちょいと途中下車をして、景色をながめてみようかと」江戸国あれば、住んでみたいかも。
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久方ぶりのゴメス。万事休すかと思われましたが親分さすが。石のことや蟻のこと…伏線でしたか…。面白かったです。
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読み終わった感想「続いてほしい!」だった。もう続かないだろうと勝手に思っていたゴメスシリーズにまさかの続編。
最初は前のシリーズのことを思い出しながら読んでたけど、最後は面白くて夢中で読んでしまった。
それにしてもゴメスの化け物度がハンパない。
頭も良くて怪力とか化け物すぎるやん。
パワハラされてる手下の人たちも可愛そうなんだけど、あんまり悲壮感ないのが救いか。
直接的な暴力はあるけど、精神攻撃が少ないからなんだろうな。
しかし、江戸が火事で丸坊主になってしやったけど、どうやって復興するんだろうか。マリアの会社から復興資金ぶんどれたりするんだろうか。
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西條さんのデビュー作『金春屋ゴメス』のシリーズ第3巻
『金春屋ゴメス』は2005年11月に出版され第17回日本ファンタジーノベル大賞の大賞を受賞しました。月に人が住む近未来の日本。その関東・東北の一部が「江戸国」として独立し、住民たちは名前の通り江戸時代の生活を営む。その江戸国の実力者の一人が金春屋ゴメス、身長2m体重172㎏、飲むのも食うもの桁外れ。気に入らない事があれば誰も止めることが出来ないほど暴れまわる怪力ではあるが、女性。正式名・馬込播磨守寿々、マゴメスズの上下を省いてゴメスと呼ばれる。ちなみに金春は実在の地名。能役者・四家のうちの一つである金春が屋敷を構えた銀座八丁目六・七・八番地で、今も金春通りという地名が残っている。ゴメスがここに建つ料理屋・金春屋を根城にしたので金春屋ゴメスと呼ばれる。
シリーズ第3作と言っても『金春屋ゴメス』が2005年、続編『芥子の花』(『異人村阿片奇譚』改題が2006年9月ですから17年ぶりの第三作になります。もっとも先の2作は2022年に再版されているので、それを受けての続編の様です。
江戸国内に眠る資源を目当てに、江戸国の開国と明け渡しを迫り卑劣な手段を使う日本国に対し、それに立ち向かうゴメスとその子分たちというストーリー。
しかし、どうも乗れませんでした。改めて第1巻2巻の感想を見てみると、
「シリーズ第1巻の「金春屋ゴメス」には登場人物の紹介が有ったはずですが、それを読んでいないので最初は上手く入りこめず挫折しかけました。多分に登場人物のキャラと背景設定の特異さで成り立っている話のようなので。」(『芥子の花』)
今回も一緒ですね。何せ10数年ぶりの新作なのに、背景・人物説明はほぼ皆無。そのためついていけないところも多く。どうも前作を予習して読まないとダメな様です。また
「強いキャラを持ちながらも、一方でストーリはしっかりしていて、捕り物的な面白さと、人情物のしっとり感が上手く配分されています(好みで言えばもっと人情に寄って欲しいのですが)。」(『金春屋ゴメス』)
これも同じですね。どうも人情的なしっとり感はシリーズが進むにつれ減少傾向にあるようです。
と言う訳で、途中からは速足で読了しました。
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金春屋ゴメスシリーズ、3作目。
前2作を読んだのがちょうど10年前。続編をずーっと待ち焦がれていただけに、今回新作が出て嬉しさ爆発したのだけれど、さすがに覚えてなさ過ぎて、一から読み直した。で、これは、間違いなく前2作を読み直してから読んだほうが良い。事件の背景や、人間関係もがっつり前作からの続きなので、うろ覚えのまま読むのは勿体ないかな。全く読めないわけじゃないけど。
とりあえず、このシリーズはまず設定が大優勝。近未来日本の中に鎖国体制の江戸国を新たに置くという設定が上手く機能している。黒幕の正体が意外に小物で拍子抜けしちゃったけど、ゴメスのキャラが相変わらず爆発してて良い。豪快なんだけど、繊細なところもあったり、意外と複雑で可愛いんだよね。まだまだシリーズ続編作れると思うので、ぜひぜひお願いします。