- 販売開始日: 2023/07/18
- 出版社: 慶應義塾大学出版会
- ISBN:978-4-7664-2896-4
わたしは、不法移民 ヒスパニックのアメリカ
著者 カーラ・コルネホ・ヴィラヴィセンシオ(著) , 池田年穂(訳)
全米図書賞Finalist2016年のトランプ大統領の当選に刺激され、本書の執筆を決意した著者は、自らも不法移民である立場を利用して、不法移民コミュニティへの旅を決行する...
わたしは、不法移民 ヒスパニックのアメリカ
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商品説明
全米図書賞Finalist
2016年のトランプ大統領の当選に刺激され、本書の執筆を決意した著者は、自らも不法移民である立場を利用して、不法移民コミュニティへの旅を決行する。
スタテンアイランドで不当に搾取される日雇い労働者、グラウンド・ゼロの清掃作業でさまざまな疾患に罹患し健康被害に苦しむ労働者、医療の恩恵を被れず、代替医療やブードゥーといった民間宗教に走らざるをえないマイアミの不法移民、フリントの水汚染公害で鉛中毒の子を産み苦しむ母親、父親が国外退去となり、打ちのめされるクリーヴランドの家族、移民の親を持つことに悩み苦しむニューヘイヴンの子どもたち、そしてカーラ自身の物語をこれらの記録に織り交ぜながら、彼女を数年間エクアドルに置き去りにせざるをえなかった両親の決断や彼らへの愛憎などを振り返る。
ただ克明に不法移民を取り巻く状況やそのメンタリティを描き、個人的で深い共感を呼ぶ彼女の明晰な筆致は、人種主義的・反移民的な思想を抱く人びとへの静かで強力な反論となっている。
目次
- はじめに
- 第1章 スタテンアイランド
- 第2章 グラウンド・ゼロ
- 第3章 マイアミ
- 第4章 フリント
- 第5章 クリーヴランド
- 第6章 ニューヘイヴン
- 謝 辞
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裕福な白人たちは移民は使い捨てるものと思い込んでいる
2023/10/03 09:24
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
富めるアメリカと貧しいメキシコは長い長い国境に隔てられている、富めるアメリカに仕事を求めてヒスパニックが押し寄せるのは無理がないことで、移民全体では不法移民の人数は1000万人を超えるという、そこへ登場したアメリカ白人第一主義のトランプ大統領、とにかく移民が大嫌いだ、容赦なく彼らを国外に追い返す、それに拍手する白人たち、2011年のテロやハリケーンの災害があったときに、また日常政界にしても汚くて辛い仕事を彼らに押し付けておいて、処理がすめば「あの人たちって、ろくに英語を話せないのよ、ほんとどうにかしてほしいわよ」と大げさにび、トランプの政策に同調する、裕福な白人たちはトランプを毛嫌いするふりをするだけで、本当は彼の支持者なのだ、移民は使い捨てるものと思い込んでいるのだ