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アイデンティティが人を殺す
集団への帰属の欲求とは何を意味するのか。この欲求が他者に対する恐怖や殺戮へとつながってしまうのはなぜなのか――。グローバル化の進展は、さまざまな文化の保持者たちの基盤を揺...
アイデンティティが人を殺す
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アイデンティティが人を殺す (ちくま学芸文庫)
商品説明
集団への帰属の欲求とは何を意味するのか。この欲求が他者に対する恐怖や殺戮へとつながってしまうのはなぜなのか――。グローバル化の進展は、さまざまな文化の保持者たちの基盤を揺るがし、時に偏狭で排他的な帰属意識を生み出してしまう。複数の国と言語、そして文化伝統の境界で生きてきた著者は、本書のなかで新しい時代にふさわしいアイデンティティのあり方を模索する。鍵となるのは、「言語」だ。言語を自由に使う権利を守ること、言語の多様性を強固にし、生活習慣のなかに定着させること、そこに世界の調和への可能性を見る。刊行後、大きな反響を呼んだ名エッセイ、ついに邦訳。文庫オリジナル。
目次
- はじめに/I 私のアイデンティティ、私のさまざまな帰属/II 近代が他者のもとから到来するとき/III 地球規模の部族の時代/IV ヒョウを飼い馴らす/おわりに
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紙の本
グローバル化が進む世界において多元的なアイデンティティの必要性に言及した画期的な一冊です!
2020/04/13 09:00
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、現在地球上で進行する急速なグローバル化の中で、それを円滑に進めていくためには一元的なアイデンティティではなく、多元的なアイデンティティが重要であることを説いた画期的な書です。同書の著者は、アイデンティティの帰属先を単一にすることの危険性や帰属先への意識が強過ぎる場合に、生じてしまう他者への攻撃性などを一つひとつ丁寧に過去の事例をあげなら解説してくれます。同書は、人間の多様性と尊厳を希求した名著と言われているものでもあります。同書の構成は、「1 私のアイデンティティ、私のさまざまな帰属」、「2 近代が他者のもとから到来するとき」、「3 地球規模の部族の時代」、「4 ヒョウを飼い馴らす」と興味深いテーマから議論が進行します!