読割 50
電子書籍
方形の円 偽説・都市生成論
著者 ギョルゲ・ササルマン(著) , 住谷春也(訳)
数万の暗い部屋を持つアーチ状の7層のフロアからなる、ミツバチの巣のような外観をしたバビロンならぬヴァヴィロン(格差市)。あらゆる信仰とあらゆる都市を見知った人々が理想都市...
方形の円 偽説・都市生成論
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
方形の円 偽説:都市生成論 (創元SF文庫)
商品説明
数万の暗い部屋を持つアーチ状の7層のフロアからなる、ミツバチの巣のような外観をしたバビロンならぬヴァヴィロン(格差市)。あらゆる信仰とあらゆる都市を見知った人々が理想都市にふさわしい地を求めてさまよう中、一瞬だけ地平線に見出したアラパバード(憧憬市)。天上と地下に永遠に続いていく超巨大建築都市ヴァーティシティ(垂直市)……。カルヴィーノ『見えない都市』と同時期に構想され、SFとファンタジイの女王アーシュラ・K・ル=グインが愛し自ら英訳を手がけた、ルーマニアの鬼才が描く空想上の都市と建築についての36編。/【目次】日本の読者へ/ヴァヴィロン――格差市/アラパバード――憧憬市/ヴィルジニア――処女市/トロパエウム――凱歌市/セネティア――老成市/プロトポリス――原型市/イソポリス――同位市/カストルム――城砦市/・・・・・/ザアルゼック――太陽市/グノッソス――迷宮市/ヴァーティシティ――垂直市/ポセイドニア――海中市/ムセーウム――学芸市/ホモジェニア――等質市/クリーグブルグ――戦争市/モエビア、禁断の都/モートピア――モーター市/アルカ――方舟/コスモヴィア――宇宙市/サフ・ハラフ――貨幣石市/シヌルビア――憂愁市/ステレオポリス――立体市/プルートニア――冥王市/ノクタピオラ――夜遊市/ユートピア/オールドキャッスル――古城市/ゲオポリス――地球市/ダヴァ――山塞市/オリュンピア/ハットゥシャシュ――世界遺産市/セレニア――月の都/アンタール――南極市/アトランティス/クアンタ・カー――K量子市/アルカヌム――秘儀市/私の幻想都市/フランス語版あとがき/スペイン語版まえがき/πへの道――アーシュラ・K・ル=グイン:英語版序文/訳者あとがき/解説=酉島伝法
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
たった4~6ページで綴る、都市を巡る短編集
2023/10/22 22:33
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ブラウン - この投稿者のレビュー一覧を見る
一編がごく少ページなのにもかかわらず、濃密な想像力に溢れている短編が30編以上もあるなんて正気か……? 難解でありながらコンパクトにまとまっているのでスラスラと読めてしまったことに、何やら狐につままれた心地になっている。
紙の本
何なの、これ?
2023/11/02 20:37
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:yukiちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
一体何を読まされているのだろう?
これは、読む価値のある本なのだろうか?
というか、これは本なのだろうか?
様々なナンセンス、不条理、トンデモ本を読破してきたが、本書のような解説不能の書物も珍しい。
たとえば、宮内悠介の「超動く家にて」「偶然の聖地」だとかは大好きなのだが、これは作者の、笑かそうという意図がはっきりしていて嬉しい笑いをもたらしてくれる。
あるいはラファティの諸作品や、古くはフレドリック・ブラウンなんてのもそうだ。
何にせよ、何が言いたいんだか分らんけど、何かが引っ掛かる本です。
薄い本なので、暇なときにサラッと目を通してみてください。