嫉妬と階級の『源氏物語』(新潮選書)
著者 大塚ひかり
上流貴族から祖父の代に零落し、夫も亡くし、藤原道長の「お手つき」となり、その娘の家庭教師に甘んじた紫式部。「落ちぶれ感」を抱えた彼女が「もうひとつの人生」を求めて書きはじ...
嫉妬と階級の『源氏物語』(新潮選書)
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商品説明
上流貴族から祖父の代に零落し、夫も亡くし、藤原道長の「お手つき」となり、その娘の家庭教師に甘んじた紫式部。「落ちぶれ感」を抱えた彼女が「もうひとつの人生」を求めて書きはじめた物語には、階級社会に渦巻く激しい嫉妬が描かれている。人気古典エッセイストが、源氏物語に秘められた紫式部のメッセージを読み解く。
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今度は階級を主題に
2024/08/01 13:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る
今までも『源氏物語』の現代語訳をはじめ様々な古典の解説の著作を出してきた著者は、階級に着目して『源氏物語』を読み解く。
これまでも身分差から女性たちに知らず知らずのうちに辛く当たっていた光源氏や薫など男性の本は出ていた。今回は女性の階級、それも親族間で少しの違いで社会的な地位がズレてしまった女性たちの気持ちを地の文を通して読み解いていく。
系図が面白い
2024/04/19 10:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
紫式部の系図と、源氏物語登場人物の系図が興味深くて面白かったです。紫式部と藤原道長夫妻を系図上で見ると意外なことがわかったり、源氏物語登場人物の系図を見ると意外に近い親戚だったりと知らなかったことが多く楽しめました。