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火車の残花 浮雲心霊奇譚
著者 神永 学
「地獄の業火で焼かれるがいい」女の口から漏れた赤い炎が、男の全身を包んだ――。時は幕末。川崎の宿場町で妖怪・火車が次々と人を焼き殺すという怪異が発生。人に憑いた霊を払うこ...
火車の残花 浮雲心霊奇譚
浮雲心霊奇譚 7 火車の残花 (集英社文庫)
商品説明
「地獄の業火で焼かれるがいい」女の口から漏れた赤い炎が、男の全身を包んだ――。時は幕末。川崎の宿場町で妖怪・火車が次々と人を焼き殺すという怪異が発生。人に憑いた霊を払うことができる憑きもの落としの浮雲と薬の行商・土方歳三は、道中で知り合った才谷梅太郎(実は坂本龍馬)とともに調べを進めると、そこには若く美しい女の悲しく切ない物語が秘められていた。点と点が繋がったとき、明らかになった衝撃の真相とは? 圧倒的な読み心地と猛スピードの展開、驚くべき結末が快感の新時代幕末ホラーミステリ!
目次
- 序/一 鬼火/二 業火/三 残花/その後/あとがき
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紙の本
歳三
2023/10/05 07:14
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投稿者:あゆ - この投稿者のレビュー一覧を見る
歳三と浮雲が京都への旅の途中、宿場で遭遇する怪奇現象を解決していく。今回の主役は歳三。歳三の抱える人間性の悩みを少し重苦しく紐解く。その重い空気を払拭してくれるのが、旅の路で知り合った武士・才谷。剣の力量は素晴らしく実直で真摯な人柄。その真っ直ぐな人間性と歳三の人を切りたいという闇の部分が対照的。