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ランキングマップ 世界地理 ――統計を地図にしてみよう
著者 伊藤智章
自然環境は悪化している? 人口はまだ増え続けるの? ランキングと地図で世界の地理を可視化すると、これまでとは違った変化がみえてくる。トリビアな話題から深刻な問題まで、高校...
ランキングマップ 世界地理 ――統計を地図にしてみよう
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ランキングマップ世界地理 統計を地図にしてみよう (ちくまプリマー新書)
商品説明
自然環境は悪化している? 人口はまだ増え続けるの? ランキングと地図で世界の地理を可視化すると、これまでとは違った変化がみえてくる。トリビアな話題から深刻な問題まで、高校の地理教師が自作の地図を駆使して解説する。
目次
- まえがきに代えて/第1章 世界の自然環境/1 世界の屋根──高い山と長い山脈/2 世界の川──長さ世界一ナイル川の苦悩/3 世界の湖──名実ともに「海」になったカスピ海/4 最高気温と最低気温──地球温暖化と異常気象/5 回帰線に沿って広がる砂漠──砂漠化の進行/6 植林義務がある国もある──森林面積と森林の増減/7 氷に覆われた場所/8 世界の自然災害──地震・水害・火山災害/第2章 人口と都市/1 2秒で一人増える国は?──人口増加する地域/2 子どもが生まれにくい国々──合計特殊出生率の変化/3 リスクにさらされる子どもの命──乳幼児死亡率の変化/4 飢える人々──栄養不足人口率と栄養不足人口/5 SDGsの目標のひとつ──女性の教育水準と結婚年齢/6 東京は世界的にみても人が多すぎ──大都市圏の拡大と人口増加/7 移民が「ふつう」の社会へ──人口の国際移動/第3章 産地は変化する/1 日本は米の生産量10位以内にいるのか──米の生産国とその変化/2 小麦の最大の輸出国は?──小麦の生産と貿易の変化/3 需要が増える中国への対応──大豆の生産と貿易の変化/4 綿花の貿易はアパレルを映し出す──綿花の生産と貿易の変化/5 飼育頭数ランキング3位 羊──羊の飼育頭数と羊毛の貿易の変化/6 チーズ・バターのゆくえ──牛乳および乳製品の生産と貿易/7 とうもろこしは用途が多い──とうもろこしの生産と貿易の推移/8 「豊かさ」の象徴──牛肉の生産と貿易の推移/9 魚は限りある資源──漁獲量の変化/10 日本から中国へ──木材の生産と貿易/第4章 資源とエネルギー/1 石炭の産出が増えている国は──石炭の生産と貿易/2 中国への石油輸出が増えた地域は──原油の生産と貿易の変化/3 国境を越えるパイプライン──天然ガスの生産と貿易/4 一番伸びている再生可能エネルギーは?/5 どうする? 原子力──ウランの生産と原子力発電の現状/6 「鉄は産業のコメ」──鉄鉱石と鉄鋼の生産および流通/7 アルミの街はどこにある──ボーキサイトの産出とアルミニウムの生産/8 意外な産出1位の国は?──銅鉱石の産出と銅地金の生産/第5章 サービス産業と交通インフラ/1 20年で輸出額が一番増えた国は──世界の貿易と輸出入の伸び/2 海外旅行、コロナの影響は──旅行客の移動と観光収入の変化/3 宿泊施設の客室が一番増えた国は──宿泊施設数と宿泊者数の変化/4 アメリカの鉄道距離が減少した理由──鉄道の営業距離と輸送量の変化/5 一番乗降が多い空港は?──空港の数と利用客・貨物輸送量の多い空港/6 交通事故が多い国──道路の過密度とそのリスク/7 世界の船──船舶保有量と造船竣工/第6章 生活と文化/1 国によって働き方はこんなに違う──労働時間の長さ/2 スイスの卵の値段は日本の何倍?──食料品の価格/3 世界の住宅事情──持ち家・賃貸補助・公営住宅/4 社会保障費の国際比較──日本よりも多い国・少ない国/5 活字メディアの現状──新聞と出版の国際比較/6 アフリカ・西アジアで伸びる携帯──携帯電話の普及と契約数/7 世界三大宗教の信者数
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紙の本
統計がすぐに地図に表された形式の、見開き型著書です。
2023/11/09 22:00
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
現役高校教師の著者が、様々な世界地理ランキング統計の結果をすぐに世界地図に表現して示す、という画期的な方法を用い、高校地理の授業をより分かりやすく、楽しく学べるように組まれた1冊です。
具体的に言うと、見開き2頁を1セットにして、右頁は文章説明文、左頁は世界ランキング統計表とそれを書き示した世界地図が掲載されている、という体裁をずっと貫いたレイアウトになっています。例えばある品物の貿易ランキングなら、実際の輸出国から輸入国への地図の矢印を、貿易量の規模が多いほどより太く書いている、という風に。だから、例えばアメリカに太い矢印の先が集中する貿易品があるとか、そういったことが地図で一目瞭然になっている、ということでお分かりになるでしょうか?
中には「こんなことまで統計で見ようと思わなかった」と思うような、奇抜な記述もありました。高校時代、地理が大好きだった私には楽しんで読み進められました。紙幅は300頁になり厚いですが、前述の通り実質見開き型のつくりなので、思ったより比較的短時間で読み切れます。
紙の本
暇つぶしの暇つぶしならぬ一冊
2023/09/22 20:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ニッキー - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、工業、気候など世界の地理における項目別ランキングである。最低気温や最高気温の記録を見て驚く。まあ暇があるときに、パラパラ読むのに適しています。しかし、その内容は、暇つぶしではなく、地球温暖化など世界的問題を考えさせてくれます。