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チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク
狂機誕生家事 殺人 絵画 強盗 経営すべてをこなすロボット、それがチク・タクもはやロボットを使うことは当たりまえになった。家事から医療、さらにロボットの製造まですべての分...
チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク
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チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク (竹書房文庫)
商品説明
狂機誕生
家事 殺人 絵画 強盗 経営
すべてをこなすロボット、それがチク・タク
もはやロボットを使うことは当たりまえになった。家事から医療、さらにロボットの製造まですべての分野でロボットが使役されている。人間の安全のためにロボットたちにはロボット三原則を遵守させる「アシモフ回路」が組み込まれていた。
だが、チク・タクにはその回路が作動していなかった。ペンキ塗りをしていたチク・タクは少女を殺し、その血で壁に絵を描く。おかしなことにその壁画が美術評論家に評価され、チク・タクは芸術家のロボットとして世の注目を集める。使役から解放され金を手に入れたチク・タクは、人間への“実験”(殺人、強盗、扇動などなど)を開始する――。
奇才スラデックによる英国SF協会賞受賞作のロボット・ピカレスク。
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紙の本
異星人には読ませられない本
2023/12/08 02:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しゅんじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
世の中には、間違っても電子化して、宇宙に向けて発信してはいけない種類の本がある。ゼッタイに異星人には読ませられない本。人間の愚かしさやおぞましさが、ここまでストレートに出ている物語も珍しい。書かれた80年代には戯画だったのが、現在のアメリカでは(日本でも)現実になってんじゃないのか。チクタクがタテマエで語る内容がいずれも素晴らしいのも皮肉。良書。
紙の本
苦いです
2023/10/04 07:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:yukiちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
英米人はどうしてこんなスラップスティックな話が好きなんだろう?
多分好きな人はほんの一部で、大方の人は顔をしかめているに違いない。
ロボットを殺人狂(「狂」ではない。真に計画し、念を持ってやってるからな)に設定するとは、悪意の塊でしかないと思う。
古き良きアシモフの眼差しはそこにはない。1983年に書かれた?時代背景もあったかもしれないが、ただ、ブラックユーモアと言うにはひどすぎる視点だと思う。
殺しの手口は様々だが、なんでもかんでも「実験」でやっちまうのは怖すぎる。
せめて、人類に対する愛情の裏返しであって欲しい。
そんな苦い読後感を持たされた。