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これが生活なのかしらん
著者 小原晩
まさかこれが自分の生活なのか、とうたがいたくなるときがあります。それは自分にはもったいないようなしあわせを感じて、という場合もあれば、たえられないほどかなしくて、という場...
これが生活なのかしらん
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これが生活なのかしらん
商品説明
まさかこれが自分の生活なのか、とうたがいたくなるときがあります。
それは自分にはもったいないようなしあわせを感じて、という場合もあれば、
たえられないほどかなしくて、という場合もあるのですが、
それはもちろん自分の生活であるわけです。
その自分の生活というものを、つまりは現実を、
べつだん、大げさにも卑屈にもとらえず、そのまま受けいれたとき、
みえてくるのは「ほのおかしさ」ではなかろうかと思います。
ままならない生活にころがる「ほのおかしさ」を私はずっと信じています。
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自費出版作品としては異例の売れ行きを記録した
『ここで唐揚げ弁当を食べないでください』の小原晩、書き下ろし最新作!
まぶしいほどまっすぐで、愛おしい。ままならない生活をめぐる38編のエッセイ。
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紙の本
思い出に生かされたり、殺されかけたり
2023/10/10 23:11
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投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る
誰と過ごしたかっていう切り口で自分の生活を振り返るエッセイ。自身が壊れるほど多忙な美容師見習いの時期を乗り越えて、恋人との安らかな今の暮らしを手に入れるまでのなんやかんやを、本人から居酒屋で聞いてるような、ちょうどいい温度感の文章が癖になる。
特に好きだったのは「たらふくのロマンス」。
恋人と夜遅くにラーメンを食べに行くだけの話なんだけど、短編小説のように輝かしい思い出だし、互いを自分なりのやり方で思いやってるのがすごく良い。思い出に生かされたり、殺されかけたり、それが続いていくのが生活なんだろうな。