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電子書籍
畏れ入谷の彼女の柘榴
著者 舞城 王太郎
そうだ。不思議が起こるべきなのだ。光る息子の指。人語を話す猿。人の形をした心残り。不条理な世界で「俺」は、優しさを発揮しなければならない。 唯一無二の“奇譚”語り。...
畏れ入谷の彼女の柘榴
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商品説明
そうだ。
不思議が起こるべきなのだ。
光る息子の指。人語を話す猿。人の形をした心残り。
不条理な世界で「俺」は、優しさを発揮しなければならない。
唯一無二の“奇譚”語り。舞城ワールド最新作!
「ママの体に光入った」幼い息子がそう告げたあと、半年以上触れていなかった妻の妊娠が発覚。一体何が!?
表題作「畏れ入谷の彼女の柘榴」に加え、人語を話す猿に導かれ行方不明者を捜す「裏山の凄い猿」、特別な家で育ったきょ
うだいの気付きを描く「うちの玄関に座るため息」の全三篇を収めた奇譚小説集。
『私はあなたの瞳の林檎』『されど私の可愛い檸檬』に連なる、シリーズ最新短篇集がついに文庫化!
目次
- 畏れ入谷の彼女の柘榴
- 裏山の凄い猿
- うちの玄関に座るため息
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紙の本
安定の舞城感
2023/10/26 02:23
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投稿者:しゅんじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
安定の舞城感、としかいいようがない。一冊の本にまとまった舞城作品には、何か共通の要素を感じるんだけど、今回は何なんだろう、主人公というか視点人物に感じるそこはかとない不快感だろうか。不愉快とか反感とかほどじゃ無いんだけど。何故そう思うのかわからんけど、「傲慢」という単語が浮かぶ。面白い。福井弁のリズムがいいなあ。