名画と建造物
著者 中野京子(著者)
映画「サイコ」の家、スフィンクスに登る侍、印象派のエッフェル塔嫌い――。20の名画が伝える時代の息吹きを読む、絵画鑑賞本!過去と現在の比較ができるよう、写真も掲載。歴史を...
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映画「サイコ」の家、スフィンクスに登る侍、印象派のエッフェル塔嫌い――。20の名画が伝える時代の息吹きを読む、絵画鑑賞本!過去と現在の比較ができるよう、写真も掲載。歴史を学び、観光案内にもおすすめです!クロード・モネ『サン・ラザール駅』マルク・シャガール『七本指の自画像』グスタフ・クリムト『旧ブルク劇場の観客席』フィンセント・ファン・ゴッホ『アルルの跳ね橋』エドワード・ホッパー『線路脇の家』など
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表紙はやはりこれ
2024/03/30 16:14
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
建造物の絵ならばこれ。ブリューゲルの「バベルの塔」
天上に届くほどの高みを目指さずにはいられない人間の業とその不遜をよく思わない神。
それぞれの気持ちのぶつかり合いが生み出す緊張感をブリューゲルの筆が描き出す。
まさに名画。
その他に印象的だったのはローマ時代のコロセウムを描いたジェローム「差し下ろされた親指」
たかが親指の向きで。観客の気分次第の罵声で。
その人に罪があるわけでも恨みがあるわけでもない。
それが簡単に命を奪われる異様さ。
その残酷を冷酷でさえある筆致で見事に表現されていてしばし見入ってしまった。
筆者がコロセウムを観光した際の印象
「白骨化した巨人の体内に入ったような」に納得させられた。
…白骨化してくれて本当に良かったのだ、この呪われた建物は。