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サピエンス全史 上下合本版
著者 ユヴァル・ノア・ハラリ , 柴田裕之
ホモ・サピエンスが文明を築き、世界を制覇したのはなぜか? 文明はなぜ爆発的な進歩を遂げ、近代ヨーロッパは世界の覇権を握ったのか? 人類の誕生から狩猟採集、農業革命を経て歴...
サピエンス全史 上下合本版
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商品説明
ホモ・サピエンスが文明を築き、世界を制覇したのはなぜか? 文明はなぜ爆発的な進歩を遂げ、近代ヨーロッパは世界の覇権を握ったのか? 人類の誕生から狩猟採集、農業革命を経て歴史の統一まで描く、巨大な物語。帝国・科学・資本を中心に未来への幻想が生まれる歴史を解く。文明は人類を幸福にしたのか? 世界的ベストセラーついに文庫化!
※本電子書籍は、「サピエンス全史 上・下」の合本版です。
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「日本が経済成長できない理由が分かった」という読後感想
2024/01/09 23:07
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:象太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
人類の近代以降の急速な発展は、将来への希望に支えられてきたのかもしれない。本書には次のように書かれている。
「人類の既知の文化ではどれでも、何らかの形で信用契約が存在しており、その歴史は少なくとも古代シュメールまでさかのぼる。問題は、誰も信用を考えつかなかったとか、その使い方が わからなかったとかいうことではない。あまり信用供与を行なおうとしなかった点に ある。なぜなら彼らには、将来が現在よりも良くなるとはとうてい信じられなかった からだ。」
「進んで無知を認める意思があるため、近代科学は従来の知識の伝統のどれよりもダイナミックで、柔軟で、探究的になった。」
単に将来を予測するだけではダメで、今より豊かになり知識が増えると信じられてこそ、人類は経済や科学を発展させることができたのだ。
人類史的にと言わず、一人の人間の人生観としても、含蓄を感じる。古いものにしがみついては発展はなく、将来が良くなると信じることこそが、生き方をよくするのかもしれない。
日本は貯蓄率が高く、その背景に将来不安がある、という話が頭をよぎる。そりゃあ経済成長できないよね。無知の度合いも進んでいる可能すらある。本書を読んで、そんな感想を持った。