竜帝陛下の一途すぎる溺愛【honto限定特別版】(イラスト付き)

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投稿者：やまだち　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

「今回は、異世界×中華風ファンタジーの溺愛ものになりました。」あとがきより。

ネタバレがあります。

●強い妖力と「心眼」をもつ劉華国の22歳の皇帝攻め・劉紫冰
●紫冰が暮らす宮専属の側近官で世話と毒見と夜伽を任されている24歳受け・珠月／珠莉（しゅり）
○本編と番外編は受け視点、番外編の一つは攻め視点

水神の加護を受け強い妖力を持つ劉家が治める劉華国に、10歳のときある日突然転移した珠莉。自分の名前と年齢以外は記憶がなく当時、皇太子だった8歳の紫冰に救われ、「珠月」という名前をもらい、異世界で暮らせるよう世話を焼かれ紫冰に恩義を感じていました。

やがて紫冰は即位し、珠月は恩返しにと毒見と夜伽役を買ってでます。でも実は偽の夜伽役で・・・

皇帝と元異世界人の側仕えという身分違いのふたりが、両片思いなのに恩義や忠義、命令の板挟みとなり、権力争いを鎮め、遠回りをしながらめでたく結ばれるお話です。

珠月の悲しい過去や夜伽、紫冰の能力と王妃問題と、さまざまな問題を解決させ、誤解を解いていく過程が面白かったです。溺愛系の皇帝は最強でした。受けのお初は譲れない！

また、小竜たちがかわいい。含みを持たせた皓燕との関係も意外性があってよかったです。

そしてあとがきにありますが異能持ちの皇帝による「心眼プレイ」に感服しました。新しいエッチだ・・・

笠井あゆみ先生の美術館に飾られても不思議ではない、美しいイラストも大満足です。とくにカラー口絵があのシーンだと読了後に気付き、もう一度読み直すほど魅力的です。

初エッチまでずいぶんと待たされますが、それに至るまでのアレコレもいいのでおすすめです。

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投稿者：ミケ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

中華風ファンタジーでもズバ抜けて甘い!辛い前世や陰謀さえ甘さ引き立ての為としか言えない。
同じようにいつも大人っぽくてステキなイラストを描く人が、こんなに可愛い小竜を描いて来るとは、やられた！名前を覚えてなかったから活躍して困った。
男性でも着飾り、化粧して構わなくて気をつかう後宮もない。天馬や翼竜が飛びかうなんてファンタジーでしかない。
敵味方、個性的な面々も良い。でも盛り上がったところで「内線」は辛い。物語を壊さないで。