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春夏秋冬代行者 秋の舞 下
「きっと、貴方に恋をする為に――」 異国の地にて勃発した神を巡る大事件。それは二つの国の『秋』を波乱と混沌の渦に呑み込んでいった。 大和の秋である祝月撫子。橋国佳州の秋で...
春夏秋冬代行者 秋の舞 下
春夏秋冬代行者 4下 秋の舞 下 (電撃文庫)
商品説明
「きっと、貴方に恋をする為に――」 異国の地にて勃発した神を巡る大事件。それは二つの国の『秋』を波乱と混沌の渦に呑み込んでいった。 大和の秋である祝月撫子。橋国佳州の秋であるリアム。幼き秋達は運命に翻弄されていく。と同時に、容赦なく訪れる理不尽な暴力に対し、座して待つことを良しとしない者達が奮起していた。 冬の代行者、寒椿狼星。 夏の代行者、葉桜瑠璃。 さらには、大和からの随行陣や橋国佳州の四季の代行者も加わり、事件は国家をも巻き込む事態へと発展していく。 やがて明らかになる、巨悪の存在。 撫子の護衛官、阿左美竜胆は主を救う為に戦場を駆け抜ける。 少女の愛と罪を巡る物語の答えは如何に。
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紙の本
ハッピーエンドとはいえない
2023/11/22 15:37
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投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
前巻ラストの衝撃の引きから続き、再び攫われることになった秋の代行者。
犯人の思惑が明らかになり、守るべき民のエゴに振り回される現人神達。
忌み嫌われる秋の規格外の権能の真実と、代行者と護衛官達が互いを想うあまりに傷つけ合う共依存の一つの終幕。
どんな理由があったとしても無関係の誰かを傷つけていい理由なんてないので絶対にジュードは許さないが、結果として代行者達の傷が浅くなる未来を掴み取れたなら悪くなかったのだろうか。
秋主従、結局何年経っても微妙にすれ違っているの?と思うと悲しくもある。
ていうか悲しい。泣ける。
春の舞のときは、世界は残酷で、それでも美しいって感じの話だったけど、今回はどうだろうか。
世界は厳しいし、神様は優しくない。めちゃくちゃ泣ける。つらい。
とてもではないけど、あとがきで作者が望んでいるような、傷ついている誰かが、それでも希望を持って諦めずに生きようと思える物語とは思えなかった。
最推し秋主従回がこんなハッピーエンドとは言えない終わり方でとても残念で、私は悔しくて悲しい。