踊り場にスカートが鳴る（４）【イラスト特典付】

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投稿者：♂猫Junn-Junn　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

自分は今年偶々縁があって、
電子書籍版『コミック百合姫』の2024年4月号を買って読む機会があり…
その時に、今作品『踊り場にスカートが鳴る』の第22話「eye to eye」を読んで、この作品の存在を初めて知って、
ソレが印象に残ったのがキッカケで、
今回、第1～4巻を買って読む事になって…で、丁度この第4巻が、
自分にとってはキッカケとなった第22話の丁度手前の、第17～21話が収録された巻で、
第1～4巻とここまで読んだその流れの結果、
あの第22話だったんだな、と…なるほどな、と思ったり。

ともかく、前巻第3巻ラストで、春間ききへの恋心を自覚した鳥羽見みちるだったが…
恋心抱いた故の躊躇いと恋敵からの悪意の牽制助言、
誕生日祝い、運命的出逢いと再会の奇跡、
その勢いで告白したらギクシャク、文化祭で踊ったカドリール第2試験顛末、
練習と部活以外では一旦距離を置く…
2組のペアの4人の少女達の想いが交錯し甘くて苦い社交ダンス青春物語第4巻…

告白後の気まずい空気の場面は、
1回目読んだ時よりも、2回目3回目と読み返した時の方が、泣ける感じかな…。
あと、この第4巻の内容を読み終えた後に改めて、
今巻のカバー表紙絵の春間きき、と対になるカバー裏表紙の鳥羽見みちる…を見ると、
思わず涙ぐんでしまう…
そういうカラーカバー表紙絵のデザインも秀逸だった件。

自分の最低さを自覚した合歓木紫苑、ききの姉「灯希」が帰って来た理由、
みちる×きき×紫苑×モナ…恋の三角関係四角関係の行方は?…みたいな部分が次巻の見所になるのかも知れないけど、
次巻第5巻は年末か来年年明け頃まで待たないといけない感じだろうから、
今はもう暫く、今巻に満ちている色々な切なさ等を味わい、余韻に浸っていようかな、と…
そんな感じです。

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投稿者：らんま　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

繊細で柔らかいタッチのきれいな絵です。社交ダンスの背中のラインがとてものびやかに明るく書かれています。