電子書籍
自邸を舞台にしたミステリ
2024/02/27 00:30
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投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
作家生活10周年記念、自邸の洋館を舞台にした王道にして前代未聞の本格クローズド・サークルミステリ。
ミステリを愛して止まない作家の館主と、同じくミステリに憑かれた作家や編集者などの招待客。雪に閉ざされた館で、またとない絶好の機会で繰り広げられる刺激的な事件の数々に、一瞬たりとも目が離せない。
ミステリ好きの登場人物たちの軽妙な会話に鏤められた丁寧な伏線と、それを以ってしても欺かれる完璧なギミックに、最後まで期待と興奮が際限なく続く圧巻のミステリ。
何もかも全てが繋がっている、まさに集大成の傑作。類稀なる緻密な世界観に耽溺させられた。
端的に言うと「おもしろい」に尽きる。
紙の本
趣味が良いとは思わない
2024/05/16 12:19
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投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
サクサク進むのはよかったけど、内容の趣味が良いとは思わなかった。
誰がナレーションしてるのかわからない部分もけっこうあった。
最後のオチは想像を超えてて流石と思ったけど。
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ミステリー作家の新居お披露目パーティーに招かれた面々。
新居は、アンティークが設えられ
密室になるべく設計された、いかにもな洋館。
雪に閉ざされたその館で、今宵事件が…。
あまりにも正統派…!
もう舞台が整いすぎて、
誰もが待ってました!となる展開。
めちゃくちゃおもしろかったです。
一言、これだけは言っておきたい。
最後の一文に、、、やられた!!!
追記:
下村さんの自邸を舞台にしたこの作品、発売前に、知念実希人さんとのトーク&下村邸見学ツアーのイベントがオンラインで開催されました(一般応募・有料)。仕事でムリだったんだけど、見学ツアー参加したかった…。
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作者である下川さんの自宅を舞台にしたミステリーです。すっごい豪邸ですね、見学に行きたいぐらいです。話の中でも内装が詳しく説明されてたんですが、専門すぎて想像できず…もう少し写真を載せて欲しかったなと。
物語は雪に閉ざされたクローズド・サークルで起きる殺人と、本格ミステリー好きならワクワクしかないシチュエーションですが、事件が起こってからは隠し部屋を探すシーンが多くて、少し残念でした。
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実在する作者の自邸を設定に書かれていて、とてもリアル感満載でした。
また挿画も所々あり、自分もその場にいるような感じで入り込めました。
ストーリーもどきどきわくわくする感じですんなり読めてしまいました。
実際にこの洋館見てみたいなぁ~
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ちょっと期待外れかな^_^けど最後の最後は、ははーん、でした^_^
って、いうか、このおちこそ盗作じゃねー^_^
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大人気覆面作家の新邸のお披露目がされ、作家、編集者、文芸評論家、探偵たちが招待された。
細部までこだわった新邸。和やかなはずが、家主の失踪、大雪など怪しげな雰囲気に。
しかも作者が実際に建てた家が舞台とは…。
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うーん、期待外れだったかも。館ものと言うには重厚感が足りず、推理ものと言うには適当過ぎる…。地の文の視点がころころ変わるところがあって、ひどく読みにくかった。
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新刊情報を見て気になってたから、
図書館で予約して読んでみた。
一言で言えば、少し期待はずれだった。
途中で展開が読めてしまった、
同姓同名を読んで面白いな〜と思っていたから、なおさら残念でした。
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きたきたクローズドサークル。しかも意識的にその状況を作り上げようとして、人を寄せ集め重大発表を行うなんて、もうこれ人死にが出るの確定だと思い序盤からワクワク。
案の定、家主に始まり、集まった人達の内の一人が死体となって発見される。私は第二の被害者が意外だった。この人が死んだら後々子どもが可哀想だなぁとか、軽い理由だけれど。
それぞれが犯人を突き止めるため勝手に動き回るので、犯人のイメージがブレブレになった。
探偵からしてみれば、余計なことはしないでほしいと思ったのではないだろうか。
自分が被害者になるかもしれない状況で好みの女性に夜這いをかけようとした強者もいて笑った。
しかし、この小説の舞台となった館、住むのは維持が大変そうなので、何泊か泊まってみたい。絢爛豪華で、調度品や壁紙、床材等の描写を読むのが楽しかった。
シアタールーム、私も作りたかった…。
エピローグで明かされたゴーストライターについては、要らなかったと思う。作家がそのまま館で命を落とす最期の方が好み。(でもそれはそれでいろいろ不都合が出てきてしまうかも。)
下村さんが美津島に自分を投影してこの小説を書いたとしたら、やっぱり自分を殺したまま終わりにするのは抵抗があったのだろうか等と邪推する。
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どうしよう、読むのやめるか、、、と思いながら読み進めた。終盤2割、ここまで我慢して読んだ分面白いじゃないか!となる。
結末にたどり着くまでが長い。8割退屈。ここがなんとかならんかったんかと。書けもしない読むだけの人間が偉そうなことを言う。
下村さん作品は初めてだったけど、他にも読者皆さんの評価が高い作品があるので読んでみようと思う。読むのが楽しみだなって思わせてくれる作家さんにまた出会えて嬉しい気持ち。
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読売新聞の書評欄に作家の実際の自宅をトリックにした小説で、もの凄い豪邸である。と載っていたので図書館で借りました。
ミステリー作家でデビュー20周年の御津島磨朱李の自宅に招かれた作家の、林原凛、錦野光一、藍川奈那子と娘の美々、獅子川正と文芸評論家の山伏大悟、編集者の安藤友樹、名探偵の天童琉、執事の高部。
そしてお約束。
館は大雪でクローズドサークルになります。
そして、御津島はいいます。
「私は今夜、あるベストセラー作家が盗作であることを公表しようと思う」
そしてその夜、御津島は叫び声を上げてどこかに消えてしまいます。
御津島は殺されたのか…?
そして第二の殺人も起こりますが…?
考えたのは、作家と盗作のことくらいで心に訴えかけてくるものはあまりありませんでした。
豪邸の写真がもっとみたかったと思いました。
写真の数が少なく、新聞で書評に載るほどではないと思いました。
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この洋館、実在してるんだもんなあ。
しかも作者の自邸。
めちゃくちゃ手が込んでる。
こういうの一度は見てみたいよねえ。
本作もこの館と同じくらい趣向を凝らしたミステリーだった。
閉じ込められる前から既に怪しいのに、その後も次々と不可解な事が起こる。
謎の重ね掛けみたいな“館モノ”だった。
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まず表紙をめくった見返しの写真が素晴らしかった!ヨーロッパ?って感じでしたね。所々部屋の写真が有り、文章のイメージも何処の箇所の説明なのか分かりやすかったです。でもこんな家建てれるなんて凄いなと、正直な感想です。カバー捲るとまるで海外作品のような装丁で、カッコ良すでした。
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初めての下村敦史さん。有名な『そして誰もいなくなった』のオマージュということで…
大好きなクローズドサークルの現代版!
隠し部屋ありの赴きある邸宅、吹雪で身動きの取れない招待客、奪われる通信手段、うきうき設定もりもりだった。
色々な方が描かれてるオマージュなのに、クローズドサークルってなんでこんなに心躍るんだろう…
やけに邸宅の描写が細かく丁寧だなーと思ってたら実在する下村さんの邸宅なんだね、すご…
ただ実在する邸宅だからしょうがないんだけど寝る場所少なすぎて不便だなと思った笑
執事室なんでないのよ執事さん通いなの?って思ってた。
全体的な感想としては、オマージュだけど個性を!て頑張りすぎてちょっと斜に構えてるなと感じてしまった。
なんかずっと招待客が疑いっぱなしというか…ミステリ作家や編集者たちだから迂闊な人はいないんだろうけど「これが御津島先生の催しだとしたら…」とか「これがミステリ小説なら…」と慎重過ぎて緊迫感があまりないしクライマックスがよくわからなかった。ぬるっと隠し部屋が見つかったり被害者が発見されて、ぬるっと犯人が判明した。
以前読んだ知念美希人さんの『ガラスの塔の殺人』にベースは似てるなと思って、今やる『そして誰もいなくなった』のオマージュはこのへんが限界なのかなーって思いながら終わった。
でも全体としては満足だし他の作品も読みたい。