呪いで猫にされた悪女、王太子に拾われる。 : 2
著者 sasasa(著) , しんいし智歩(イラスト)
事件をきっかけに女伯爵となったリリルーシアは、王太子ジェラルドとの甘い恋人生活を送っていた。ところが、突然国王から「二人の婚約を白紙に戻す」と宣言され、シュニル王国の第一...
呪いで猫にされた悪女、王太子に拾われる。 : 2
06/23まで通常1,430円
税込 1,001 円 9pt商品説明
事件をきっかけに女伯爵となったリリルーシアは、王太子ジェラルドとの甘い恋人生活を送っていた。
ところが、突然国王から「二人の婚約を白紙に戻す」と宣言され、シュニル王国の第一王女イヴォンヌがジェラルドと婚約するためにやってきて!?
さらに偶然ポーパッズ家の魔道具を手に入れたイヴォンヌによって、リリルーシアは再び猫の姿にされてしまう。
そんな中、ジェラルドに恋人がいると知ったイヴォンヌが、彼を自分のものにしようと動き出して――!?
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良い大団円だった
2024/04/30 01:00
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
呪いで猫になった令嬢と度が過ぎた猫好きの王太子の物語二巻目。
ヒロインと出会うまで結婚しようとしなかった息子を案じ、隣国から申し込まれた見合いを了承してしまっていたことを思い出した国王から婚約を待つように言われてしまう二人。
二人の婚約は祝福しているが、隣国の王女との見合いを終えて帰ってもらってからということに。
しかし隣国の王女は傲慢で、一目惚れしたヒーローを手に入れようと強引な手に出て再びヒロインは猫にされてしまう話。
この悪役王女、あまりにも性格がひどすぎて誰が相手でも縁談なんて成立しなかっただろうなぁ。
清々しいくらい悪役で小気味よいくらいだった。
人間に戻るよりずっと猫でいたほうがいいと思われているのでは、というヒロインの不安が解消されたり、前巻の書き下ろしであった二人が忘れている幼少期出会っていた過去という伏線が回収されたり、ヒーロー妹の恋も進展し、ヒロイン弟にも新たな出会いがありと大団円に相応しい一冊。