紙の本
「私の遺書でもある」(203頁)
2024/03/17 18:51
8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Haserumio - この投稿者のレビュー一覧を見る
インパクトがあったのは、やはり第3章と第4章。JAL123便を墜落に持っていった(あるいは、第4エンジンにミサイルを撃ち込んで撃墜した)その理由について、「もし、123便が無事に着陸したら、本当は何が起きたのか、完全にわかってしまうからだ」(155頁)との一文に戦慄。(まったく、早くブラックボックス公開しろよ。)併せて、今後の日本が生き延びる最後の道(ラスト・チャンス)は、敗戦直後と同様に、タブーを破壊するわれわれ日本国民の行動と言論・メディアの覚醒にあることを実感。また、文章表現はさておき、誤植の無いていねいな校正が素晴らしい。(最近の、大手出版社の書籍の誤植の多さには、ほんと辟易しているので・・・)
紙の本
書いてはいけない
2024/03/30 11:16
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kyobei - この投稿者のレビュー一覧を見る
2023年12月に膵臓がんステージ4の告知を受けた森永卓郎さんが、「命あるうち、この本を完成させ世に問いたい」と執筆された本。
力強い「まえがき」の後、以下の4章が記され、「あとがき」へと続く。
第1章 ジャニーズ事務所
第2章 ザイム真理教
第3章 日航123便はなぜ墜落したのか
第4章 日本経済墜落の真相
森永さんが近くで内緒話をしてくださっているようで、読みやすい文体。
経済のしくみに疎い私には、第4章が最も興味深かった。
紙の本
ちょっと行き過ぎ
2024/03/29 16:32
3人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ロンバルド - この投稿者のレビュー一覧を見る
ザイム真理教まではなるほどと読めたが、専門分野外まで踏み込むには今少し検証が足りないのではないでしょうか?何か慌てて出版したみたい。
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モリタクさんの本は、読みやすく、かつ信憑性が高いと思っている。
私も長年、日航123便の事故に関しては疑問(モヤモヤ感)を持っていた。
1980年頃に、柳田邦男氏の「マッハの恐怖」など、航空機事故関連の本を多読し、この日航123便の事故調査報告には、まったく納得していなかった。
高度8000m近い上空で圧力隔壁が破損したのなら、瞬時に空中分解するはずなのに、 と。
研究開発分野に30年以上従事してきた技術者である私にとっては、絶対に裏になにかがあると思っていた。
きっと本書の内容が真実なのだろう。
今の日本経済の低迷も、ある意味 この日航123便事故に起因するかもという帰納法的記述も頷ける。
後味の良い本だった。
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末期がんである森永卓郎さんが命がけで、墓場に持って行かずに書いた本であることを踏まえて読む。
『ザイム真理教』があまりにすごくて、お正月のラジオで次の本はもっととんでもない内容だとおっしゃっていて楽しみにしていたら、お世話になっている三五館シンシャだったため発売前に送っていただいた。日本には3つのタブーがあると言う。みんな知ってはいるけど絶対に大手のマスコミは触れないとのことだったが、僕が知っていたのはジャニーズだけだ。財務省がとんでもないことや、日航機事故の話は全く知らなかった。
財務省の事は『ザイム真理教』とほぼ重複する内容で、詳細はそっちを読んだ方がいいけどこっちだけでも充分かもしれない。語られる経済の仕組みは読んでもよく分からない。財務省に唯一逆らった総理大臣が安倍晋三だと言う。財務省の息が掛かっていない国会議員は山本太郎だけだと言うが、だったらもっと山本太郎を支持するような記述があってもよさそうだけど、それはない。とにかく消費税は廃止して欲しい。
日航機事故は衝撃的な内容だった。読み終わった今もにわかに信じることができなくて、半信半疑だ。そこまでひどいことがあるだろうか。政権交代が過去2回あった時に事故機のブラックボックスを開けるチャンスはなかったのだろうか。これまで15年おきに政権交代がわずかな期間ある。次はもうすぐだ。前回は3年間だったから、今度はもうちょっと長くできれば2期8年くらい続けてもらいたい。
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著者に関しては時々テレビで見かける人、というぐらいの印象だったのだが、「ザイム真理教」という近著がベストセラーになっていること、がんで余命があまりないことなどはニュースで聞き知っていたので、命がけの著作というのを読んでみようと思い購入。。。
が、、、
なんだろう、これ。。。
日本には三大触れてはいけないタブーがあるのだという
一つはジャニーズ問題。これはその通り。ジャニーズ事務所への忖度、恐怖からマスコミ報道が控えられ、被害が拡大してきた。
二つ目は財務省問題。ここでやや「?」が出てくる。著者によると、日本の財政赤字は実際はそれほどのものではない。財政は緊縮するべきでなく、むしろ積極的に出動すべき、消費税も減税すべきだという。個人的にはこの意見には同意しかねるけれど、いろんな意見はあってよいと思う。が、なぜこういう考えに至ったかはほとんど語られない。「あの人も、この人も、実は財務省に脅されている。マスコミも下手に書くと嫌がらせに税務調査を受けるのでかけない」という例(?)が延々と語られる。
3つ目は御巣鷹山の飛行機墜落事故。なんとこれは、開発中の自衛隊のミサイルが誤射され、たまたま当たってしまったことによるんだとか。しかもこのことに気づいて隠蔽に協力してくれた米軍には借りを作った形になり、そのためにその後は半導体協定などの不利な条件をのまされ、バブル崩壊に拍車がかかることになってしまったのだという。
Amazonの書評が絶賛なのもちょっと意味が分からない。もしかして、この書評自体が「書いてはいけない」だったのかも。。。
内容的には1時間もかからず読める。最後まで読んでしまったので星1つにはせず、2つにはしておく
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インパクトは非常に強い内容であるが、鵜呑みにできるか否かの知識がないためなんとも言えない内容にも感じた。
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森永卓郎さんの死を意識した時に最後に書かなくては死ねないと思った3つのことを書いた本。
一つ目はジャニーズ問題。
ジャニーさんがマッチョが嫌いだからみんな筋肉を鍛えるというのは初耳でした。
二つ目はザイム真理教の問題。
これに関しては前作をさかのぼって読むつもりなのでその際に感想を書くつもりなので割愛。
三つ目は日航機墜落の真相。
これについては1985年と40年近く前の話なので、初めて聞く話も多く、真相がなんであれここまで長きにわたって隠し通してきてしまえたのであれば今後何も変わることはないだろう。
この本を読んだからといって今すぐ自分になにができるという内容ではない。ただ、森永さんが命を賭してでも伝えたいことに関しては受け取ったつもりです。
出来る限り長く生きて後世にもっとたくさんのことを教えて欲しいと思いました。
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著者の言動には奇しいものがあると感じていたのである。ラジオ番組などでの発言を聞くと,特に技術的な事柄はかな〜り奇しい,間違っていることがままある。
ザイム真理教はまあ面白かったので,著者最後の本になるかもしれないのでこの本も買ってみたのであるが,第3章はトンデモ本の仲間入りの資格ありの内容。技術音痴だけのことはある。
Amazonで予約したのだが,なかなか配達に回らなくて,痺れを切らしてジュンク堂で購入。
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前著『ザイム真理教』を読んでいたので。
これから読むのであれば、本書だけで良いかも。あるいは、本書を読んで、財務省、日本政府の在り方に疑義、興味を持ったら、さらに深掘りする意味で前著を当たるのがよい。前著の内容は、本書の第2章で簡潔にまとめられている。
前著のレビューは、こちら⇒ https://booklog.jp/users/yaj1102/archives/1/4866809310
本書は、それ以外に、遺言とばかりに、これまでタブーとされ、メディアが黙殺してきた事案を2つ挙げる。
ひとつは、「ジャニーズ問題」、そしてもうひとつは「日航機123便墜落事故」だ。
ジャニーズ問題は、近年のホットな話題だったので、いまさら感はあったが、著者としてもひと言言っておきたかったのだろう。意外だったのは、日航機事故のほう。そんな40年近くも前の話を持って来るとは驚いた。
が、その頃を契機に日本そのものがおかしくなり、アメリカ隷属の傾向が顕著になり、バブルの崩壊以降、失われたン十年が続くことになっているという、一見、筋の通ったお話となっているところがお見事。
総じて、事態を看過してきたメディアの責任であり、なんらかの圧力があったか否かは憶測には過ぎないが、報道しない、問題提起をしない、その姿勢を糾弾している。
「ザイム真理教」「日航機墜落事故」が政治の闇、日米の密約を匂わせているのに対し、「ジャニーズ問題」はやや色合いが違うが、真実に対し目をつぶる、お上に逆らえない御用メディアの体質という意味では同一線上にある問題として捉えることができる。
それが、長いものには巻かれることを是としてきた日本人の本質的なメンタリティ、ネイチャーとしてあるのだとしたら、もう止む無しではあるが、著者のように、絶筆の想いを込めてでも、こうして異を唱える者がいる限り、希望の灯は消えないと思いたい。
青山透子さんという『日航123便墜落 遺物は真相を語る』(河出書房新社)を記した人の存在、その著作の数々をまったく知らなかった、自身の無知蒙昧さを恥じる。その説の信憑性云々は別として、事実の解明のために努力し、活動を続けている人の存在に気づけていなかった。
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・これまでタブー視されていた事柄をまとめた森永卓郎の遺書的な著書
・ジャニーズ問題は目新しい記載はなく、ほとんど記事で読んだ内容。森永卓郎の独自経験としては、近藤真彦にサインをもらったあとに、マネージャーから表に出したらただでは置かないと脅されたこと。
・日本航空123墜落事故が自衛隊のミサイルによるもの。それを隠蔽するために政府は米国軍の救助を阻止し、その後に米国に口裏を合わせ、プラザ合意など日本経済にとって不利益となる契約を受け入れ、長期にわたってアメリカの言いなり現在に至る。衝撃的で信じがたい話。
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2024年24冊目。満足度★★★★☆
2023年12月、すい臓癌がんステージ4の告知を受けた著者が怖いもの知らずに書いた遺書になるかもしれない書
本書では以下の4点を取り扱う
1 ジャニーズ事務所
2 ザイム真理教(財務省)
3 日航123便はなぜ墜落したのか
4 日本経済墜落の真相
1については最近話題になったばかりなので記憶に新しいが、業界に近いところで見聞きしていた人の感想なのでリアルさがある
2は前著の内容のダイジェスト的な内容であるが、財務省の力について知ることができる
3については、本書の中で紹介される本などを私は以前読んでいて、事故原因については、たぶんそうだろうと思っていたが、証拠隠滅に関する処理の仕方が著者の独自見解
4について、3と関連づけられているのもユニーク。こんな説は初めて見聞きした
読んで面白い本ではあるので、一読は推奨
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https://www.nikkei.com/article/DGKKZO79774810U4A400C2BE0P00/
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本当に書いてはいけない内容なのだろう。
特に日航ジャンボ機墜落事故から日本政府が隠蔽のために立場が弱くなったという話しみたいな時系列で追っていくと真実味が増しますよね。刺激的な内容でした。
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なかなか骨太の一冊であった 先にザイム真理教を読んでいたのでなんとなく二番煎じなのかなと思っていたがジャニーズ事務所と日航123便墜落事故の裏には何かを感じさせられるものがあった果たして真相は?日本の経済問題はやはり難しい!汗かきながらながら読了!森永氏の遺書としては余りにも重すぎる!