夫には 殺し屋なのは内緒です 2
著者 神楽坂 淳
日本橋本石町の薬種問屋・山口屋の手代が殺された。清七という色男で、女癖が悪かったらしい。金は盗られず、正面から一太刀で斬られているので武士の仕業か。読売は「辻斬り」と騒い...
夫には 殺し屋なのは内緒です 2
商品説明
日本橋本石町の薬種問屋・山口屋の手代が殺された。清七という色男で、女癖が悪かったらしい。金は盗られず、正面から一太刀で斬られているので武士の仕業か。読売は「辻斬り」と騒いでいる。隠密同心の要が捜査に乗り出し、清七が悪質な金貸しをやっていたことがわかる。そして、妻の月が殺し屋であることを知らない要は、捜査への協力を依頼する。顔が広まってしまうことを心配しながらも、麦湯売りに扮して情報収集をする月。だが、月には別の「殺しの指令」が……。
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江戸で評判の麦湯売りが殺し屋とは誰も思うまい…だが麦湯売り労働は体力的に大変で「殺し屋が一番だ」という柳生の娘で隠密同心の妻が連続辻斬り騒動の関係者や黒幕達を殲滅顛末…な秘密の殺し屋稼業物語第2巻。
2024/08/16 16:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:♂猫Junn-Junn - この投稿者のレビュー一覧を見る
今巻は、第一話「辻斬り」と第二話「旗本と人殺し」という2話収録だったけれど、読んでみると、
別々の話ではなく、一連の事件の騒動の前半と後半、という感じの内容で、中々読み応えがあったな、という印象。
余談で、そんなに江戸時代の各種役職に詳しくないので、
江戸町奉行の配下に、例繰方(れいくりかた)という役職の人達がいたんだな、と読んでいて、へぇ、と思ったり。
旗本の次男三男は、仕事も安定収入もなく当然所帯も持てず、
金を求めて裏社会に足を踏み入れ人斬り他の悪事に手を染めるしかない?!…という江戸時代後期の武家社会事情。
…そんな事情に同情はせず、
悪人武士連中をさくさく始末する花川戸月。
で、今回も、夫の要に、殺し屋だとバレる事はなかった様子だけど…っていうか、
正直、傍目には、この夫には「殺し屋」だとバレても特に問題無いのでは?とも思ったり。
今巻でも
「わたくしは離縁はしません」…「美味しいものを買って帰るのは浮気の証拠だそうです」云々な、
月と要のお約束なラブコメ夫婦漫才的やりとりが何カ所かあったり、
一方で、隠密同心の夫の仕事を手伝うという名目で、麦湯売りに挑戦した結果
「人妻小町」と呼ばれる程の評判と人気を得てしまった件。
そんなほんわか要素もありつつ、
事件解明へのシリアスな調査要素や背景社会事情描写、そして悪人判明後に、依頼を受けて、
スマートにさくさく殺す…そして、
殺し屋としての依頼は尽きる事無く、またやってくる
…ってことで、今巻も十分に娯楽性たっぷりな内容で楽しめたし、続刊が出るなら、
また買って読んでもいいかな、と思えるくらいには、
花川戸月のキャラに愛着も湧いているので、買って読んで、よかったです。
特に今回、
期間限定57%OFF特価+講談社小説40%引クーポン利用…という形で超お買い得に購入出来た事も含めれば、
十二分に大満足です。
月がかっこいいです
2024/09/14 23:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
同心の妻、という表の顔を卒なくこなし、裏では、殺し屋稼業もしっかり行う、月がかっこいいです。しかし、夫は、妻の月が殺し屋であることを知らないんですよね。で、捜査への協力を依頼され、月は麦湯売をしながら…ワクワクしました。