大江戸ぱん屋事始
著者 大平しおり(著者)
長年仕えていた油屋をいわれのない疑いによって去ることになった喜助。失意のうちにいたが、自身の経験から“米に代わる常食”を作って商うことを思いつく。そんな折、見聞を広めるた...
大江戸ぱん屋事始
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
商品説明
長年仕えていた油屋をいわれのない疑いによって去ることになった喜助。失意のうちにいたが、自身の経験から“米に代わる常食”を作って商うことを思いつく。そんな折、見聞を広めるために訪れた長崎で出会った「ぱん」。これこそ米の代替食になると感じた喜助は、帰府してすぐに同じものを作ろうとする。しかしどうしても「ふわふわ」にならない・・・・・・。果たして江戸で「ぱん」は焼けたのか。前代未聞、江戸の「ぱん屋」開店記!
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
食べ物が生き物
2024/07/14 16:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かずさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
パンが売られ食べられ始めたのはいつ頃からは分からないが、江戸でパン屋を始めた愚直な男とそれを助ける人々の物語。南部領の漁村から江戸に出てきて大店に努め手代になったが、上役に疎まれ店を辞める事に。何で食べていこうかと種々思いを巡らすがなかなかできず。友の留学で訪れた長崎でパンに出会う。以後この風味と味を再現すべく格闘する。ヒントは意外な所に。遠まわしな部分がないのでサクサクと読み進める。最後は見世を開き「いらっしゃい」。食べ物に関する物語は幸せな終わり方がよい。