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そなたの母 出直し神社たね銭貸し 新着
著者 櫻部由美子
神無月の朝、〈出直し神社〉の社殿にお蔵茶屋〈くら姫〉の女主人・お妙が座っていた。たね銭八両の倍返しに訪れたのだ。お妙は神社の守り人・うしろ戸の婆に、江戸中の菓子屋に「宝尽...
そなたの母 出直し神社たね銭貸し
そなたの母 (ハルキ文庫 時代小説文庫 出直し神社たね銭貸し)
商品説明
神無月の朝、〈出直し神社〉の社殿にお蔵茶屋〈くら姫〉の女主人・お妙が座っていた。たね銭八両の倍返しに訪れたのだ。お妙は神社の守り人・うしろ戸の婆に、江戸中の菓子屋に「宝尽くし」の題に因んだ菓子を競わせる催しを計画中だと話した。神社の手伝いの娘・おけいは、その華やかな計画に胸躍らせる。そんなおけいに今回婆が与えた使命は、同心・丑之助の恩師の未亡人・房江の世話に赴いて「宝さがし」をすること。おけいが探すべき宝とは? そして菓子の競い合いの行方は!? 抜群の読み応えで大好評、シリーズ第四作。
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紙の本
そなたの母
2024/04/17 11:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
そのたの母という題名をみておけいちゃんの母が生きていたのかと勘違いしてしまいました。結局は孤児に母と名乗り近づいてから盗みを働くという組織犯罪でしたね。現代の犯罪(おれおれ詐欺)をうまく江戸時代に持っていきましたね。興味深く読めたおかげで一気に読んでしまいました。このシリーズは好きなシリーズのうちの一つです。次作も楽しみにしております。
紙の本
シリーズ5弾
2024/04/15 05:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
縁起ものの「たね銭」を授けて再出発の背中を押す、出直し神社たね銭貸しシリーズ第5弾。
シリーズ未読でも楽しめる、江戸を舞台に少しファンタジー要素も入った、心温まる人情物語。
先ず、貧乏神を祀る神社がお金を貸すという設定が斬新で良い。おけいやうしろ戸の婆については知らなくても楽しめたが、より楽しむためにシリーズを遡って背景を知りたいと興味を惹かれた。
無知故の悪気のない差別や偏見。許されない事だが、彼等なりのロジックが語られていて、当時の考え方を知る事が出来て勉強になった。現代にもある犯罪を想起するタイトルが秀逸で、当時とは対象が逆になっているのもまた興味深いと感じた。