- カテゴリ:一般
- 販売開始日: 2024/04/26
- 出版社: 吉川弘文館
- ISBN:978-4-642-05967-1
王朝貴族と外交
著者 渡邊誠
契丹、宋、高麗、女真(じょしん)…。諸国の勃興と衰退がめまぐるしい東アジアにおいて、日本は国家としていかなる政治的交流をもったのか。諸国の情勢、歴史認識、国防などから、友...
王朝貴族と外交
商品説明
契丹、宋、高麗、女真(じょしん)…。諸国の勃興と衰退がめまぐるしい東アジアにおいて、日本は国家としていかなる政治的交流をもったのか。諸国の情勢、歴史認識、国防などから、友好と対立に揺れた平安時代の外交を明らかにする。使節が来日するたびに、審議を重ねて対応を協議した公卿たちが従った法と規範や、国際感覚を読み解き、新たな歴史像を描く。
目次
- 平安時代の歴史像と対外世界―プロローグ/刀伊の入寇と王朝貴族(刀伊の入寇からみた外交関係/東北アジア情勢からみた刀伊の入寇/神国思想の成り立ち)/朝鮮半島と平安時代の日本(九世紀の日本と朝鮮半島/十世紀の半島情勢と「積極的孤立主義」/「敵国」意識の高揚)/五代十国から宋の中国統一と日本(呉越との交流/宋初の中国と日本/成尋の入宋と皇帝の賜物/異国牒状問題にみる貴族の政治/宋の積極外交と日本の対応)/王朝貴族の自己意識と対外観(高麗医師派遣要請問題/日本の返牒と対外観/日本人の海外渡航の禁止)/後白河法皇と平清盛の外交(南宋の成立と日本/後白河・清盛の日宋交渉の舞台裏)/王朝貴族の外交のゆくえ―エピローグ
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