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まいまいつぶろ 御庭番耳目抄 新着
著者 村木嵐
「二間先の音まで聞こえるが、 上様の言葉だけ聞き取れない。 せめて、お心は解したい--。」青名半四郎。又の名を、万里。徳川吉宗・家重の将軍二代に仕えた御庭番は、江戸城の深...
まいまいつぶろ 御庭番耳目抄
商品説明
「二間先の音まで聞こえるが、
上様の言葉だけ聞き取れない。
せめて、お心は解したい--。」
青名半四郎。又の名を、万里。
徳川吉宗・家重の将軍二代に仕えた御庭番は、
江戸城の深奥で、何を見、何を聞いたのか?
隠密秘話に胸熱くなる、『まいまいつぶろ』完結編。
麻痺を抱え、廃嫡も噂されていた九代将軍・徳川家重と、
彼の言葉を唯一聞き取ることができた側近の忠光。
二人の固い絆を描き、
日本中を感涙の渦に巻き込んだ『まいまいつぶろ』から一年。
徳川吉宗の母・浄円院の口から出た孫・家重廃嫡の真意とは。
老中首座を追われた松平乗邑が向かった先は。
家治が父・家重の言葉を聞き取れなくなった理由。
折り紙一枚も受け取るなと厳命された忠光の妻・志乃の胸の内。
そして、全てを見てきた隠密、万里が最後に会いに行った人物とは……。
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まいまいつぶろ外伝
2024/05/28 21:49
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投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
まいまいつぶろと揶揄された徳川家重9代将軍の人生を取り巻く人々を描く。前作同様、家重の言葉なとなる声を翻訳する男、大岡忠光が主人公であるはずだが、彼に関わる人々の生きざまが、忠光を支え、家重を将軍へと押し上げたのだろう。前作を読んだうえで、この作品の物語の力強さを感じる。治世に必要な資質とは何かを問うている気がする。現在の日本社会にはないものだろう。