召喚士は最後に笑う　勇者パーティを追い出されたら魔王に「飼え」と迫られました【電子特別版】

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投稿者：やじやじ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ネタバレあり
1日1回1体だけしか召喚できないために「出来損ない」扱いされている
召喚士リオン。
パーティーから解雇されたり、召喚士一族からも卑下されたりしているから
自己肯定感が低い。
そんなところに「自分を飼え」と現れるのがセイリオス
常識知らずなので最初高位貴族かと思っていましたが･･･の展開
タイトルに魔王って書いてあるからこれはネタバレでもなんでもないよね。
（リオンが知らないだけで。
あと、リオンへの執着の始まりも「ああ、これだよね」っていうのは
最初にわかるし・・・）
魔王様はリオンのこと以外は眼中にない一途な尊大さでぐいぐい来ます。
そんな人外のまっすぐさと執着でぐいぐい来られて･･･
リオンがほだされないわけはない。
どうしてリオンの能力がちょっと「ぽんこつ」なのかもきちんとわかる。
その上で異母弟をずっと蔑んでいた異母兄の態度の変化は
あっさりとしながらも良しとしても「父」の存在の薄さよ･･･
歯牙にもかけない感じだったのにねぇ
（少しではあるが父の責任もあるのではと思うのですけれど）
どのみに物語の枝葉はわりと雑に刈り込まれているので
他にもちょっと気になる点はあります。
まあ、そこに片目をつぶってリオンが魔王に愛されて執着されるのを
楽しむ作品で良しとしましょう。

この作品だけではないですが、最近のWeb小説の書籍化で
このクォリティでこのお値段はちょっと納得感が薄いです。