ほのぼのした表紙絵だが物語は深刻な話
2025/04/30 23:14
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投稿者:タカミー - この投稿者のレビュー一覧を見る
育児放棄(母親はセックス依存症) 母親と関係を持つ男からの攻撃を逃れるためにトイレで過ごす小鳥。 小鳥の友達は12歳で身篭る 小鳥は養護施設に逃げるがまたそこで・・・。 性被害に遭う女性 自分の身の上を話しても信じてくれない大人
どうやったら身を守れるのか 考えさせられた。
信じられる大人がいないなかで 小鳥は懸命に生きて信頼できる人と出会うことができた 本当に良かったと 読み終わった後 ほっとした。
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投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
小鳥もリムジンも名前だった。
いろんなことがありつつも、出会うべきパートナーに出会えてよかったね、という話。
オジバの呼び名と存在が秀逸。
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
リムジン弁当が、食べたくなりました。今まで、辛い苦しい人生を送ってきた小鳥さんだけど、こうして、少しずつハッピーに近づいて、本当に良かった。鳥と車の話と勘違いして読み始めたけど、固有名詞でした。
ひどい人がいる中で必死に生きる
2025/03/22 17:40
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投稿者:わかめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
性について書かれた内容で、性暴力のために心に大きな傷を負った女の子が出てくる。読んでいて、つらい。小鳥さんが、どう傷を癒やされていくのか、最後まで読んでいこうと思う。
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「そこに愛はあるのか?」それが肝心なのだと思った。
そして、愛は、いつからでも始められるのだとも。今日は、自分のために、心を込めて食事を作ろう。キラッキラなフォトンをこの世界に放とう。私は、まだまだ私を幸せにできる。この世界を、この星を愛することができる。
愛を思い出せなくなったときは、何度でも読み返す。
山伏が山へ行くように、私はこの本に帰ってこよう。
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「愛することは 生きること」
大きく柔らかな温かい光に包まれました
心も体もたっぷりの愛に満たされた
そんなお話でした
オジバや理夢人のような愛が
世界中に広がっていけばいいな
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「食堂かたつむり」「ライオンのおやつ」に次ぐ3つ目の「生」の物語ということで、楽しみにしていた本。
生きることとは?がテーマになっていると思うのだけど、3冊に共通する「食」には今回も惹かれた。
早朝からやっている愛情たっぷりの手作りお弁当やさん、いいなぁ。記念日にはスペシャルメニューも作ってくれるだなんて!
今作は「愛することは、生きること」ということで「性」が軸に物語が展開する。
辛い子ども時代を過ごした小鳥が、自分らしく幸せになっていくのは嬉しかったけど、後半の展開の速さに気持ちがついていかなかった。
小鳥ちゃん、思いのほか切り替え上手だったのかな。
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リムジンさんの作る料理が色とりどりで、彼が紡ぐ言葉もとても優しく不思議な魅力があって、まるで魔法つかいみたい…!
おいしいごはんや優しい言葉で人の心は満たされて、愛することで人は生まれ変わるんだなあって。
物語の力ってすごいと改めて感じました。
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性について、かなり深く踏み込んだ作品だと思う。
2人が愛を知る物語の中で、性虐待の災難が濃く描かれてる。その印象が強く残ってしまい、完読してもハッピーな気持ちにはならない。
辛い何かが痞えたままだ。
愛の物語で間違いないけれど、それでも主人公たちの幸せを願わずにはいられない。
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リムジンと出会う前までの小鳥ちゃんの人生が過酷過ぎて、読んでいてしんどかった。リムジンと出会うための試練だとしても辛すぎるよ。コジマさんとの関係だって、介護要員として都合よく使われただけ。今の小鳥ちゃんが幸せで過去のアレコレを肯定できたのは本当にすごいけど、みんなはそんな風にはなれない。
リムジン弁当食べたいし、リムジンみたいな人に出会いたい。
小鳥ちゃんがどうか幸せになれますようにと、祈りながら読み進めた一冊でした。
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初めの方は読んでる事も辛いことが多く
主人公の小鳥が自ら助けを求めて逃げ出す所も
心が苦しい場面だった。
父親だと名乗る人の介護のシーンも
ちょっと泣けた、私だったら出来ただろうか?
お弁当屋さんのリムジンとの出会いから
小鳥が救われていく。
その辺からは凹凸のことばかりで
ただしたいだけの二人みたいで
前半のお話が良かったのに、残念。
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表紙やタイトルからは想像もつかなかった内容のお話で、小鳥の人生は壮絶だったなと思います。
小川糸さん、踏み込んだお話を書いたなと思いました。でも、書かないといけないとも思ったのかなぁ、今の世の中を見ていると、なんて想像もしました。
生まれたからには死ぬまで生きていかないと、と、生きていく楽しみとか何もなかった小鳥がコジマさんや理夢人に出会い、少しずつ変わっていけたのは良かったと思います。
この人に出会うために生まれてきたなんて思える人に出会えたらそれは素敵なことだと思います。
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素朴で愛情こもったリムジン弁当の描写、食欲をそそられます。オジバの子育ての仕方(貧しいながらも子ども達にいつでもお腹いっぱい食べさせる)素敵です。
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久々に読んだ小川糸作品は読後温かい余韻の残る作品だった。
小鳥とリムジンってなんだろう?と思って読み始めたら、人の名前だったので驚いたが、二人の紡ぐ物語にピッタリのタイトルだと思った。
主人公の小鳥はセックス依存症の母との二人暮らしだったが、コロコロと変わる母の相手に襲われたりすることもあり、家の中には居場所がなく、ようやく出来た親友の美船は自ら命を絶ってしまう。思い切って小鳥は母と縁を切って養護施設に入るのだが、そこでもまた性被害に遭ってしまう。
そんな小鳥を救ってくれたのが、実の父だというコジマさんとお弁当屋を営むリムジンだった。
傷ついてばかりの小鳥がどうなるんだろうと、ヤキモキしながら物語を読み進めたが、リムジンと出会ってからの小鳥がほんとうに幸せそうだったので、読んでいる自分も救われた気持ちになった。
リムジンのつくるお弁当や料理のの描写がほんとうに美味しそうで私も食べたいとしみじみ思った。
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想像よりも性にまつわるストーリーで。
性について、快楽を求め自分の欲求を満たすものとして書かれている前半。性に対して嫌悪感を感じてしまった。
対して命を繋ぐ営み、相手を思いやって心と心が繋がるものとして書かれている後半。
小鳥の辛い半生やリムジンとオジバの話も引き込まれるんだけど、凹凸があまりに後半をしめてしまって付き合い始めのただ凹凸したい盛んな感じがして、性とは生きる事みたいな壮大なイメージを上手くキャッチできなかった。
小鳥とリムジンの恋もくすぐったくて、読んでいて幸せな気持ちになるけど、急展開すぎて2人の世界に気持ちがついていかなかった。
文章は読みやすくてわかりやすくて好き◎