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投稿者:Jung - この投稿者のレビュー一覧を見る
さすがに本屋大賞にノミネートされることだけはありますね。こういう母親像があるのかないのかは別にして、いろいろと考えさせてくれました。
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投稿者:みみりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
食べ物がメインのお話かと思いきや、家族をはじめとする人間関係の物語。主人公・宙ちゃんや、そのお母さん・花野さんたち、宙ちゃんを取り巻く登場人物の人間模様を描く。
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やっぱり町田その子さんはすごい。またまた大感動してしまいました。宙とカノさんの関係を描く物語ですが、やっちゃんが素晴らしすぎて心が洗われます。
是非多くの方に読んでいただきたい作品だと思います❗
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すごく心の奥底まで、ぐっとくる小説だった。久しぶりにこんな素敵な作品に出逢えて幸せだなぁと思った。涙なしでは読めない、人と人のつながり、助け合い。誰かに助けてもらった、また別の誰かを助けたい、そうやって誰かが差し伸べたその優しい手は、また別の人へ、別の人へと繋がり、優しさの輪が出来てくる。あー、人間って何て不器用で、一生懸命で、馬鹿で、優しくて、温かい生き物なんだろう。町田そのこさん作品の中でもベスト3に入るくらい、とっても素晴らしいお話でした。
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「52ヘルツのクジラたち」に続き、町田作品を読むのは2作目。
「52ヘルツ〜」は私には重過ぎたが、今回はタイトルに「ごはん」とつくし、表紙もかわいらしい感じだし…と、勝手にほんわか系と期待して読み始める。
今回の主人公の境遇もなかなかにハードだったが、出てくるごはんは美味しそうだし、優しい登場人物も助けてくれるしで、途中までは楽しく読めたが、中盤からの、過酷すぎる展開に、心が持たず、そんなひどいことばっかり起きる?そこまで試練必要?となり、どうにも物語に入り込むことが出来なかった…
好きな言葉や表現もたくさんあったし、寺地はるなさんの解説はよかった。
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『52ヘルツのくじらたち』の方がもっと壮絶かも?と思ったりもしますが、イヤイヤどうして、『宙ごはん』も中々心に重くのしかかる作品で、感情がジェットコースターに乗っているかのように激しく起伏する、人生応援小説。
最初のエピソードで、花野さんというキャラクターに馴染めず、正直挫折するかも?っと心配しながら読み進めると、何故だか無性に話しの続きが気になってしまい、最後は少し目を潤ませながら読み終えることができました❗️
本書に登場するキャラクターたちの人生は、誰も一筋縄ではいかなくて、挫折や戸惑いの連続ですが、そこに温かくて美味しい料理を食べることで再生していく様子が、とても心に染みました。
好きな話しは、『第四話 思い出とレタス卵チャーハン』と『第五話 ふわふわパンケーキは、永遠に心をめぐる』です❗️
家族の形に正解はなく、子供の成長と共に変化していくものなのかなぁと改めて家族について考えさせられる作品でした❗️
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そのこさん好きすぎて大事に読みたいから溜めてたら文庫本出てた。笑
単行本持ってるのに忘れて文庫本買ってしまった。笑
一章一章、じっくり読んで余韻に浸ることができた。
やっちゃん本当にいい人だな〜、ずっと宙の中の"パパ"でいてほしい。家族だったらなれると思うんだのシーンでもう涙腺うるうるが止まらない。
花野さんと宙の親子関係は、きっと他から見たらぐちゃぐちゃなんだろうけど、お互いを支え合う見えない愛で繋がっていて、そのこさんは本当に上手い見せ方をするな〜と毎度感動させられる。
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ひとというのは、しあわせの山を登る生き物なんだ。
自分に見合う山を探して、必死に登って、その頂で
生きていくもの。
響いた!!
365ページが1000ページはあるのではないか。。。
と思うくらい圧巻だった!!
宙 カノさん やっちゃん ママ パパ
そして宙を取り巻く人々への命の吹き込み方!!
町田そのこさん、言葉が見つからないくらい
圧倒された!!
宙たちと一緒に泣いて、怒って、悲しんで、
悩みまくった。
もっと早く読んでたら良かった!!
私がこの先、落ち込み 悲しみ 迷い
様々な心の葛藤があった時、この本を読もう。
そして私の山頂からの眺めが、平凡だけど
それ以下かもしれないけど、私の好きな景色なら
それでいいかな。。。
大切なこの先の一冊に出会えた。
そして、食の大切さも改めて思った!!
そうね。。。
ピザは温かいうちにシェアして食べるべき。
悩みも 嬉しいことも 温かいうちにシェアして
前に進むべき。
誰かと分け合うことの大切さを改めて思った。
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良い本だ。読みながら感じた気持ちは、徐々に確信へと変わった。
以前、町田さんの小説「52ヘルツのクジラたち」を読んだときも感じたけれど、それよりももっと強く。
どんどんと世界に惹きこまれる。本を閉じるその瞬間が寂しいと思う。良い本に出会ったときの、幸せで、もどかしい感情。
自分以外の人が抱えている事情や気持ちを推し量るのは難しい。見えないから。見えるものから想像するしかないから。
だから、物語が進むにつれて想像していたのと違う面が見えたとき、勝手に驚いたり失望したりしてしまった。
きっと私も謝るだろう。罪を犯してしまったとしたら、その相手に対して無我夢中で謝るだろう。赦されたいと思うだろう。それが暴力になるなんて、自己満足でしかないなんて、今の今までわかっていなかった。
正しいというのは難しい。正しさや正義は社会のルールだけれど、すべてではない。
正しいよりも、やさしくいたい。味方でいたい。希望でいたい。
終盤、花野さんの言葉に涙が溢れた。
自分がしてもらったことを、助けてもらったことを、救ってもらったことを、いつか苦しんでいる誰かに渡していけるように。
そうしながら、それぞれが前を向いて生きていけるように。私自身も。
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本屋大賞2023ノミネート本
宙には産んでくれた「お母さん」と育ててくれた「ママ」がいる。宙と食べることを通じた成長物語が悲しかったり嬉しかったり。
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世の中には、子供を抱えて離婚し実家に戻って来た 姉の子供の世話をしなければならない弟や本当の母親 が気持ちが弱く妹に頼りながら2人で育てて行かない と無理な場合もある話など大変な思いをしながら生き ている人達がいて、誰かが誰かを支えて行かない事に は回って行かないと言う話でした。
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もっと甘えて、わがまま言っていいんだよ
大人の身勝手に振り回される子供たち
その姿が切なくて、苦しい__
全てに救いがあるわけじゃない所に、人生のままならなさを痛い程感じた。悲しくても美味しいものは美味しい。温かいごはんから受け取った愛はずっと生き続ける。
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美味しい食べ物関連の軽いお話かなと思って手に取って読みましたが、想像と反して、とてもヘビーな家族関係や、家庭環境、各々の想いが詰まっていました。
宙ちゃんは、幼い頃からしっかりした子で、考え方がすでに大人すぎて(はじめはちょっとこんな子いる?って思ってしまいましたが…。)。
それぞれの登場人物の見た目とは違って、実はこんなことを抱えていたみたいなことが次々と露わになり、きついなぁ、辛いなぁと思いました。
でも、辛さを知っているからこそ、手を差し伸べたい。自分も助けられてきたんだの思いで、困っている人を助けてあげたいという気持ちを、まずはごはんを食べましょうってことから始まっていく。
出てくる料理が、とても美味しいんだろうな。。。
味よりも心なんだろうな。みんなで誰かと食べるのがこんなに楽しく満たされていく。
宙ちゃんのパンケーキが美味しそうなのが目に見えるよう。
落ち込んだり喧嘩したり罵声が飛び交ったりと激しいシーンは少し重かったけど、それぞれ前を向いて歩み出せたことはホッとしました。
印象的だったのは、【傷つけた相手にに許しを乞うのは、暴力】この言葉には、ハッとさせられました。
自分を許してもらうことで自分が楽になりたいだけの行為ですもんね。
肝に銘じようと思いました。
まだまだ続くこれからの人生、みんなに幸あれ!
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こんなにも切なくて苦しくて、心が温まるのは久しぶりでした。感情がヤバいです。
どんなカタチの家族も必ず何かを抱えてる。
いい時ばかりじゃなく心身バラバラになりそうな時、温かな料理は心を繋いでくれると信じたい。
宙と花野さんのこれからが幸せでありますよう。
そして人と人を繋ぐ言葉がとても優しい町田その子さん。ホントに読んでよかった。
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心が温かくなるような美味しそうなご飯と、それにまつわる話。宙の成長を一緒に辿っているような不思議な感覚でした。