クリティカルチェーン みんなのレビュー
- エリヤフ・ゴールドラット, 三本木亮, 津曲公二
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紙の本クリティカルチェーン なぜ、プロジェクトは予定どおりに進まないのか?
2003/12/21 23:35
TOCとプロジェクト・マネジメントの素敵な融合
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:aguni - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回は、TOCの理論をプロジェクト・マネジメントの分野に持ち込んだらどうなるか、というお話に仕上がっている。ユニコ社の名前も出てきて、『ザ・ゴール』の読者にはちょっと嬉しい設定になっている。しかもここにクリティカル・パスならぬ、クリティカル・チェーンという言葉を用いて新しい展開も見せてくれる。誤解を恐れずにおおざっぱに言えば、プロジェクトにおける「人」の要素を軽視するな、という内容だろうか。説得力もあり、思考のプロセスも面白い。
それだけではなく、今回はもう一つ面白いテーマが敷かれている。すなわちMBAエグゼクティブコースの面々、並びに学長のB・Jが抱えている問題、すなわち、今や企業のトップがMBAの教育は役に立たないと思っている、という、すべてのビジネススクールにとっての恐ろしい事実だ。これを何とかしなくては…というわけだ。
以上の2点の意味で、非常に野心的な一冊になっている。しかもこの企みが非常に旨くいっている。素敵な一冊だ(さらに言えば、『ザ・ゴール』同様、この本でもちゃんと主人公の夫婦関係まで改善してしまう)。
なぜプロジェクトは予定通りに進まないのか、なぜビジネススクールの知識は役に立たないのか、この2つのテーマから私は、エリヤフ・ゴールドラット博士の鋭い指摘が透けてみえるような気がする。すなわち、プロジェクトもビジネスも、それを遂行する「人間」という要素がもっとも重要なのだ、という事実と、「人間」を定量化するのがいかに難しいか、ということだ。
ところで、この本を読んで少しだけ不満がある。B・Jにしてもプルマン、アイザックにしろ、この本に出てくるのはなんで聡明で理解ある上司ばかりなのだ、ということだ。現実の世界ではなかなかここまで理解あるマネージャークラスは存在しておらず、だから現実のビジネスはうまくいかず、プロジェクトも進まないのだ、と思った人も多いのではないだろうか?
さて、この問題に博士ならどう答えるだろうか?
紙の本クリティカルチェーン なぜ、プロジェクトは予定どおりに進まないのか?
2003/11/27 14:20
「クリティカルチェーン」、近い将来プロジェクト・マネジメントで知らない人はいなくなる!
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投稿者:んおや - この投稿者のレビュー一覧を見る
TOC(制約条件の理論)をマニュアルではなく読み物として説明しているので、その舞台設定にはいつも感心しています。
TOCをプロジェクト・マネジメントにまで応用してしまうとは…!
いったい何処までいくのだろう?
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