雪の鉄樹 みんなのレビュー
- 遠田潤子
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電子書籍雪の鉄樹
2018/06/29 08:33
読みふけってしまいました
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投稿者:ぶちねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み始めたら区切りがつけられず、寝る時間になっても読みふけってしまいました。最初は背景も分からないからそれが気になって読みふけり、雅雪の過去が見えてきたら彼の行く先が気になってしまい読みふけってしまいました。 雅雪がまともに見えながらあまりに歪んでいて、どうしてそこが分からないのだろう、どうしてそっちに考えるんだろう、と腹だたしくもどかしく、それだけに哀しくなりました。
紙の本雪の鉄樹
2017/11/14 16:32
この感じ
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投稿者:いとさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
かなり浸れました。感動、涙ものです。初めて遠田さんの作品を読みましたが、また他の作品も読みたいと思いました。
紙の本雪の鉄樹
2017/11/01 15:23
あたりまえのことができるようになるまで〔ネタバレあり〕
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投稿者:saihikarunogo - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み終えて、ローレンス=ブロックの『八百万の死にざま』に似ている、と思った。あたりまえのことができるようになるために、命に関わる危険や悪意や憎悪にさらされ、傷つき、疲労困憊して、やっとたどりつく。『八百万の死にざま』では、アルカホリックアノニマスで「わたしはアル中です」の一言を言えるようになるために。『雪の鉄樹』では、人と一緒に御飯が食べられるようになるために。
主人公はもちろん深く傷ついているが、まわりの人々も、深い傷や歪みを抱えて生きている。それにしても、どうしてここまで、というほど、雅雪は子供のときから、とことん、傷つけられている。彼はほんとうなら、というよりも彼こそが、もっと怒りと恨みと憎しみでいっぱいになってもいいはずなのに、ひたすら、謝り、償いを続ける。
あまりにも理不尽なことが多すぎると思うのだが、庭造りの美しさが、救いになっている。雅雪の祖父の理不尽ささえ、美しいものを作ることにたけた人は、こういうものなのか、と思ってしまうほどだ。
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