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みんなのレビュー2件

みんなの評価4.0

評価内訳

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日本人の 受け取り方は 多様だよ

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:清高 - この投稿者のレビュー一覧を見る

1.内容
 江藤淳によると、日本人は、GHQ民間情報教育局(CIE)のウォー・ギルト・プログラムにより「間接的に洗脳された」(p.15、p.27.注1の文献は未読
)のだという。そしてそれは「保守論壇で支持され続けた」(p.16)という。しかし、江藤の言説は、実際のウォー・ギルト・プログラムを検討したものではない。実際のウォー・ギルト・プログラムは、時代によって異なるし(旧日本軍の問題の理解から東京裁判が中心になる、など)、CIEが考えていたような浸透もない。日本人の戦争のとらえ方も時代によって変遷し、1980年代から90年代は旧日本軍・旧日本の加害行為をクローズアップするものもあったが、その後は被害者としての側面が強い情報の流通が主流になった。このように本書はウォー・ギルト・プログラムの実際の検討を取っ掛かりに、日本における第2次世界大戦のとらえ方の変遷をたどったものである。

2.評価
 筆者も保守論壇の、いわばウォー・ギルト・プログラム洗脳説に興味を持って本書を手に取ったので、ウォー・ギルト・プログラムの実際を見て、感心した次第である。興味のある人は江藤淳.閉ざされた言論空間:占領軍の検閲と戦後日本.文藝春秋,1994,(文春文庫).も併せて読むといいと思った。

 また、ウォー・ギルト・プログラムを、日本人は素直に受け取るだけでなく、多様に受け取ったことや、その後現在までの第2次世界大戦のとらえ方の変遷も書いており、特定の情報を流したからといって一筋縄ではいかない状況が書かれており、参考になるだろう。

 以上の通りであるから、5点。

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