悪の力 みんなのレビュー
- 姜尚中
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紙の本悪の力
2019/06/13 07:26
考え方
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投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る
考え方の一つだなとは思いますが、やはり素直に納得できない部分もある。被害者の気持ちのほうに感情移入してしまうから。
紙の本悪の力
2016/12/17 13:01
憎しみは消えない、、、と私は思う
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投稿者:yuhki - この投稿者のレビュー一覧を見る
私なりには姜尚中先生が言うようには行かないと思います。姜尚中先生がテレビにこの前出て、元気なお姿安心いたしました
電子書籍悪の力
2016/05/15 14:32
悪の力
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投稿者:やっさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
目を覆いたくなるような事件が世間を賑わせる中、同情はするけど、自分と関係のないことだと切り離さず、我々が出来ることを考えなければならない。
ネットではびこる批判の投稿を目にすると、世の中にはたくさんの悪の力予備軍がいることを感じさせられる。
紙の本悪の力
2016/02/25 22:33
読後感。
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投稿者:ひろちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
昨今の事件を題材に読み込みやすい、『シャーデンフロイデ』「他人の不幸は蜜の味」は誰の心にもある心理を指摘し、「悪」を我々自らの本質的な部分として読者に諭すようにで解き明かしている。
紙の本悪の力
2015/11/20 21:06
サイン本だったんで買いました。
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投稿者:朝に道を聞かば夕に死すとも。かなり。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「わけがわかんない」事件に対して、私たちは共通項がないからこそ、「狂気」とみなしたい。
悪に対しての自分のピュアネスを犯される感じから嫌悪感が出ます。とくに被害者の顔をニュースで見た時なんかは。
「犯人の欠如しているものは身体性で、他者を殺すことでしか空虚感ってある。他者が単なるマテリアル、物質として見る。」と姜さんは説きます。
悪は人を惹きつけるものがあるというのは、幻想で、キリスト教では、とても無内容で空疎なものとしています。
悪によって背負うリスクよりも、捨て鉢で私たちの立ち位置をリセットしたい願望はあります。
人は大きな虚無に捉えられると、自分であれ、他人であれ、死の刃を振るいたくなる。
姜さんは「魔が差せば自分もやっていたかも、そういう事情なら気持ちはわかる、という一定の理解や同情を示すことも多々ある。悪事を働く事から背景を見ようとしたり、理解しようというのは想像力の起動が必要。」とします。
しかし、悪を犯した人にも「事情があったんだよ」と言うことに強い嫌悪感を多くの人が抱くのは前頭葉の「論理」で考えるよりも、道徳心、つまりは爬虫類から持っている「恐怖心や怒り」を逆なでするから感情が先に脊髄反射しちゃうから、やっかいなんですね。
紙の本悪の力
2015/10/12 19:55
悪は虚無感に宿る
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投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、「悪」という観念について、哲学的思索に誘うという本でした。
全体を通して、キーワードは「虚無」でした。ただ、この虚無という言葉が難しいのですが、「人生の目標がなくなり、生きている意味が分からなくなる状況」ということでしょうか。この状況に陥ると、自分と世界とのミゾが生まれ、世界への激しい憎しみへと結びつき、最終的には自分あるいは他人の破壊衝動に行き着いてしまいます(128ページ)。
そして、「安全」「正義」「自由」が悪の配分を決める要素(119ページ)ですが、「私たちの社会は、安全と正義、自由が歪められ、危機に瀕している(123ページ)」とのことです。確かに、イスラム国や中国、ロシア等の横暴を誰も止められないという現実を見せつけられ、さらにはネット社会の浸透で、従来の道徳マナーが通用しない世界が広がり、「何でもアリ」みたいな風潮となりつつあるような気がします。すなわち「悪」の台頭です。
それでは、この「悪」に対し、我々はどのように対峙すれば良いのでしょうか。姜氏は「人間を信じ、自らを世界の一部と感じ、共生のモラルを実践するところにしか、悪の栄える時代に生きる術はありません。それは、自分を見つめ、自分が自分を越えた何者かに繋がっていることを確信することです(175ページ)」と、対処策を示していますが、具体策に乏しい印象です。
本書を読んで、個人的には「足るを知る者は富み、強めて行う者は志有り」という老子の言葉を、国家規模で実現し、強欲資本主義的発想から脱皮する必要があると思いました。しかし、世界全体が、強欲資本主義のためなら何でもアリという流れにあるような気がしますので、すごく嫌な予感がします。
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