恐るべき太陽 みんなのレビュー
- ミシェル・ビュッシ, 訳:平岡 敦
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紙の本恐るべき太陽
2023/07/04 22:20
現代フランス・ミステリ作家が挑む、南海の楽園の『そして誰もいなくなった』
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投稿者:アントネスト - この投稿者のレビュー一覧を見る
作家になる夢に強くこだわる語り手クレム。
養殖真珠で富を得た夫人。
人気ブロガーのおばあちゃん。
パリ警察の主任警部。
陰のある謎めいた女。
5人の女がゴーギャンやジャック・ブレルが愛したポリネシアの島に集った。女たらしのベストセラー作家PYFの創作講座に参加するために。
だがPYFは、「最も読者の興味を引く発端は行方不明だ。生きているのか、死んでいるのか? 死んだなら殺人者は誰か? とね」 そう言った翌日、行方不明となってしまう。ポリネシア独特のタトゥー模様を刻んだ石と、参加者の一人の原稿を残して。そして参加者が一人、また一人殺されてゆく・・・・・・
大胆なトリックもさることながら、それを成立させるための綱渡りめいた技巧がミステリファンを唸らせる逸品。
裏表紙のあらすじはうっすらネタバレ気味なので、先入観無く楽しみたい方は読まない方がよいです。
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