ミッドナイトギャングの世界へようこそ みんなのレビュー
- デイヴィッド・ウォリアムズ(作), 三辺律子(訳)
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2021/02/22 19:37
『ミッドナイトギャングの世界へようこそ』
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投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ロンドンの片田舎にある名門寄宿学校に入っている12歳のトム
クリケットの時間にボールが頭に当たって気を失い、古いロード・ファント病院に運び込まれた
入院することになったのは最上階44階にある小児病棟
そこにはほかに、目の手術をして包帯を巻いたロビン、両腕両足にギプスをしたアンバー、扁桃腺の手術をしたジョージ、すっかり弱って髪も残っていないサリー、同世代の4人の子どもたちが入院していた
頼りない新米医師や子どもが大きらいな看護師長、モンスター男のような用務係……風変わりな人たちが働く変わった病院の真夜中に、“ミッドナイトギャング”の冒険が始まる
夢をつぶそうとするおとなの勝手良識常識
奇想天外な方法で挑む子どもたちを手助けする意外な人物
「よし、じゃあ、ミッドナイトギャングのみんな、出発だ!」
《子どもたちの夢をかなえてくれるギャングの冒険物語》──帯のコピー
人気コメディアンでありロアルド・ダールに影響を受けた児童書作家でもあるデイヴィッド・ウォリアムズが贈る笑いと感動の社会派エンターテインメント、2020年11月刊
原題は“MIDNIGHTGANG”(2018年)
原文の言葉あそびやユーモアを日本語の世界にぴたりとはめて変換した三辺律子の訳文に引き込まれ、文化の異なる長編も一気読みまちがいなし
*映像化するとしたら“あの人”はぜひジョニー・デップで
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