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【シリーズ】RIGHT×LIGHT みんなのレビュー

  • ツカサ(著), 近衛乙嗣(イラスト)
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みんなのレビュー10件

みんなの評価3.4

評価内訳

  • 星 5 (6件)
  • 星 4 (4件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
10 件中 1 件~ 10 件を表示

起承転結の「転」は時に予想を越える

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る

本巻はシリーズ全体の起承転結のうち「転」の始まりとのこと。もとより前巻から忍び寄っていた「狙われるアリッサ」、そして本巻の口絵(裏側)の「やっぱり、こうなるのね?」といった予兆に若干気後れしつつ頁を捲ってみた。ところが序盤から中盤、いや、終盤に至るまで、意外にも学園ノリで話が進む。これまた意外にも出番の多かった冬上を筆頭にクラスの面々が学園祭の準備に勤しむ場面や、教会で暮らす鈴ちゃんへの想いを伝えるための部活動までも始めて(ここでも活躍する冬上)、その準備に奔走する啓介達が描かれている。第6巻で期待した展開がここで見られて「うん、やっぱりこういうの、いいな」などと思っていたが、そんな楽しげな状況の背後にもまた何かと忍び寄るモノありなのが本シリーズ。ホントに一筋縄でいかない物語だと改めて思わされるが、学園祭当日になって起こる街の異変とその原因が、何ともやるせない理由とともに現れる。自分の願いが他人の犠牲の上に成り立つ可能性を問う難しい問題がここでも提示されている。こうした、自分が夢想する“閉ざされた”願望に対して未知の世界、未知の体験が新たな幸福をもたらす、その象徴的な一例として人との出会いを持ってくる展開が秀逸だった。しかし、これで終わらないのが「転」の始まりたる所以。最後に展開されるのは希望と絶望とのバトルである。圧倒的アウェーな状況で苦戦する啓介、ピンチを迎えるアリッサ、ウルトさんも友月も例外なく絶望の淵に立たされる。いや、絶望的なのは啓介ただ1人なのかもしれない。これまで希望を糧に耐え忍び、乗り越えてきた試練、その経験が活かされず根絶される絶望感を味わう、その一歩手前で訪れる急展開に今後の不安と一抹の“希望”を見出したい引きとなっている。今いる場所と、変わってはいないが“変わり果てた”由衣の姿に何を思う、啓介?

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再戦のための心と体の準備となった≪方舟≫編

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

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エノクとの戦いで瀕死を彷徨い、突然≪方舟≫に飛ばされた啓介から始まる本巻。アリッサは囚われ、右腕を失い、街を、みんなを助ける機会も役割も失った「ただの人」という敗北感と虚無感と寂寥感に覆われる重い序盤から始まる。アリッサの叔母【スーラ】の客観的な指摘はもとより、同じく≪方舟≫に転移された友月の優しい言動までもが心に突き刺さっていく。周りから取り残される疎外感や、ちょっとしたすれ違いもあって、何とも言えない憂いを湛えていくのだが、「そういえばここにいたねぇ」という意外な人物の登場が、啓介の諦め切れない想いの後ろ盾になっていく妙味が中盤から見られた。≪方舟≫周辺から≪箱庭≫へ、そして、さらに奥深くまで巡っては啓介の想いが確固たるものとなっていく。全てを失った啓介に出来る唯一の事として、その確かで強い想い、諦めない気持ちがクローズUPされていく、その心境の変化が巧みに描かれていた。≪方舟≫特有の事情による幸運も味方したり、周りの面々が次々とヘルプ役になっていくような、若干都合の良い展開にも見えるが、後ろ向きになりかけていた啓介の心のベクトルが変化していく流れは悪くない。≪方舟≫の秘密も相応に明かしながら、啓介の心の準備が改めて整っていく良さがあった。まぁ、実際のところは無力のままではあるが、ここからどう盛り返していくのかはお楽しみということである。何しろ精神だけでとんでもない力を発揮し、とんでもない逆転を招き、とんでもない希望すら見出せる強さを披露したのだから。さらには、何故か≪方舟≫にいた由衣の正体と、その後の“兄妹喧嘩”で物理的な力まで得るオマケ付きである。また、シリーズ全体としては未だ不明な点も残されていることや、アリッサの出番がほとんど無かったことが次巻以降のお楽しみをさらに増やすことになっており、代わりといっては何だか、ほぼ出ずっぱりな友月が、いろいろとおアツい部分を一手に引き受けて頑張っている。しかし、「英雄」というのは全知全能の存在だなぁ。

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一応の結末を迎えた『友月編』

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

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八朔連大を追い詰めようとする友月に逆転のピンチが訪れる絶望的な展開に、友月家の「血脈」に関わる秘密を絡めて今回もスケールの大きな物語が描かれる第8巻。割と簡単に口にしてしまう“世界の平和”とは何か?世界が平和だから日常が平和になるのか?日常の小さな平和が保たれるから世界が平和なのか?という難しい命題を内包して友月家の役割が想定外の要素を抱えたまま次の段階へ至ることを示す物語となっている。

今回ちょっと面白かったのは、ラヴコメでは概ね規定値となる三角関係について変わったアプローチがされていること。つまり、啓介にとってアリッサと友月という2人のヒロインがどんな存在なのかを、答えが出ないまでも結構真摯に啓介が考えていることである。「そのまま二股かけてりゃいーじゃん」という「男子サイテー」的な身も蓋もない考えもあるかと思うが、これが妹の由衣を一度失った経験だったり、本編に絡んだりすることで、要するに「片方を選べば他方を失う」という思いに駆られて悶々とするのである。そして、これがまた単なる恋愛感情ではないところが本シリーズらしく、この物語はやっぱりラヴ付属のシリアス物語なんだなぁ、と改めて実感するのである。今回は友月寄りに傾いたものだったが、はっきりと意志表示してみせたアリッサと次展開への伏線がぎっちり詰まったエピローグが新たな不安を読み手に抱かせる引きを見せている。

なお、今回久し振りに出番の多かった冬上。いつもあまり情報を与えられなくて状況がよく解っていないのに核心を突くセリフを今回も吐いている。結構好きなキャラなのでこれからも活躍の場を与えてほしい。【ツグミ】という妹キャラも出てくるが、この娘も友月・冬上・陽名の時と似たような道筋を辿っており、「昨日の敵は今日の友」というのは、もしかしたら本シリーズの根幹を成すテーマなのかな?と思ってしまった。

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過去からの解放と新たな未来

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今回は啓介の良い意味で過去との決別と、友月のいろいろな意味での血族的な問題に絡む、ある一族の過去とその決着をあぶり出しながら、それらを受け止めつつ新たな敵(?)の登場を示唆させるという濃い内容だった。

前半は、過去に向き合い、前向きであろうと努める啓介の心境を主軸に、旅の様子や親戚宅でのやり取りが丁寧に描かれる。様々な場所を巡ることで過去に対する怯えとか、これまで逃げてきたことなどを改めて振り返り、かつてとは異なる心境に達していることを綴っている。これを適当に端折ることなく、きちんと押さえておくことで後半への布石とするのが本シリーズらしい。何げに叔父・叔母・従姉がいい味を出していて雰囲気をつくっている。特に従姉の咲さん、あなたもフラグ立ってたのね、というところも無くはないのだが、むしろ啓介の過去への想い、その呪縛の核心を指摘する役目を担っている。

後半は、突如発生した連続焼死事件の全貌が徐々に明らかとなっていく中で、どこか様子が変だった友月の、その変調の理由も明らかになっていく展開。少々重苦しくシリアスである。少しばかりの謎解き要素を含みつつ、友月家の暗部がまたも出てくるのだが、ここで同時に「愛」いうもののあり方が問われている。全てを捨ててたった1つのものを愛する者、一度全てを失くしたことで今度こそ全てを失くさないようにしようとする者、相反する想いがバトルとともに交錯していく。ただ、ここで少し面白いのは、これにより啓介ハーレムにきちんとした理由が生じていることである。

今回の事件を契機に、ある意味新しく生まれ変わった友月の動向、みんなとの付き合い方が次巻での焦点になりそうな引きだが、それにしても友月がここまで重要なポジションに就くとは思わなかったなぁ。アリッサなんて今回嫉妬したり悶々とする場面の方が目立ってて思いっ切り脇役だったし。

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私の心、私の想い。あなたの中を……私で満たす!壮大な物語の第1部完結

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充実の全392頁である。前巻からの続きでアリッサも友月も動けないというピンチの中、大活躍するのが陽名ちゃん。特に前半では影の主役でありリーダーであり名参謀であった。

啓介の魔術から生まれた子狼【リル】の捜索とその正体の判明、迫りくるホリィ=ライトと≪群れ≫からの逃亡劇が前半である。前巻の引きで既に判明していたリルの正体だが、やはり啓介にとっては感動的な再会であり、冬上にシスコン&ロリコンと疑われても致し方ないところであろう。しかし、この存在と啓介との関係が事態に大きく関与し、ホリィ=ライトの思惑が顕現する後半は壮大かつ壮絶な展開である。≪魔狼≫に飲み込まれる啓介、≪天使王≫が覚醒するアリッサ。絶望的な状況にハラハラドキドキするが、ここで逆転の発想が随所に用いられていて良かった。御される魔術を内包して御す展開に加えて、啓介が抱えるトラウマ、課せられた重荷は誰のためなのか、自分だけなら居なくなればいい、しかしそれを贖罪と決めるのは誰なのか、また他方で啓介が居なくなっては困るという人がいる。それぞれの想いが交錯する中で自分の存在が他者に与える影響、すなわち「縁」というものの存在とその影響の大きさを示唆する、実に練られたクライマックスである。そしてアリッサと啓介が力を合わせて引き出した最終魔術には「そうきたか!」というカタルシスが得られて良かった。

これで≪群れ≫との戦いはひとまず終了するのだろうが、今後の展開に含みを持たせる要素も残されており、今後の新しい展開に期待が膨らむばかりである。また、次巻が本巻で不足だったラヴコメと日常に重点を置いたものになるらしく、これまた楽しみ。なお、どーでもいい余談だが、本巻で表記されていた【ウルト】さんの「叔母」は、正確にはアリッサ(母)の姉なので「伯母」が正しい。

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あたしの大事な友達を。あたしの大切なひとを・・・・・・。

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軽いタッチの学園パートとシリアスな本編が心地よい第4巻。今回は友月家のお家騒動に端を発し、様々な思惑が絡み合った怒涛の展開となった。冒頭のグループデート(?)で張り合う友月と冬上。ホントか冗談かわからない冬上の挑発にいちいち反応する友月が可愛らしい。その後、友月の命を狙う者が現れてから友月家のことや後継者の争いなどが見えてくる。しかし、本巻のメインはこれではなく、もっと壮大な展開が待ち受けていた。アリッサの身体を依り代に暗躍する人物の正体や、アリッサの今後の行方、啓介の存在など、様々な事柄が次第に明らかになっていきながら、今後の鍵となるべき事柄や謎はあえて伏せてある演出がニクい。この適度な謎解き加減も本作の魅力あろう。なぜ≪天使王≫なるものを顕現させる必要があるのか?≪方舟≫の存在は?など、今後重要になってくるであろう事柄を垣間見せられながら次巻へのお楽しみとなっている。しかも、アリッサや友月が今回の戦いで生じたダメージも解決していないのである。さらに、啓介が自力で発現させた新たな魔術についても同様で、一つは大活躍したが、もう一つはやや失敗である。ただ、その失敗が驚きの展開を招いている。今まで啓介の頭の中で時折聞こえてきた、遭難した(とされる)妹の声が今後聞こえてくることは無いだろう。そして、アリッサに近しい人物の登場も示唆されている。緻密で複雑な要素が上手く絡み合い重なり合っており、今後の展開さえ破綻無く上手に運べば、もしかしたら名作に化ける可能性が出てきた。

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第1部の総括的なまとめと新章への橋渡し

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前巻のあとがきに「日常、ラヴコメ中心の内容になる」とあって、本巻でもそう書かれていた……が、ガガガ、一言言いたい。

「太平洋横断飛行なんて日常じゃねー、その前に飛行機に乗るってアリッサ、パスポート持ってんの?あと、思ったほどラヴコメじゃねー」

いや、確かにこれまでのようなバトルは無いし不穏な動きもほとんど無いので騙されたとは思っていない。単に期待していたものと少し違ったことへの細やかな抵抗である(狭量でスマン)。

第3巻で登場、アリッサとの深い関わりを経て特別な友人関係となった美澄透子の「その後」を軸に、これまでを振り返るような、足跡を辿るような前半は、後半への布石を相応に含んでいるとはいえ少々冗長に感じた。ただし、それだけ今回のテーマが容易ならざる事柄だとも言える。誰のために行動するのか、誰のために生きるのかという、一見簡単そうで難しい問題である。自分の意志に忠実か八方美人か。また、例えるなら、このままなら70~80点は確実に取れるが100点は絶対に取れない、片や100点が取れるチャンスはあるが、同じ確率で0点になる危険もある。あるいは(無粋だが)、手元の1万円がそのままなら減りはしないが増えもしない、これを10万円にする方法があるが一文無しになる覚悟もしなくてはならない。どっちを選ぶ?ということも同時に問われている。これは難しい。ある意味答えが無い、というか1つではない。決して日和見ではないが、現実的にはその時々で最善と思われる、そう思える選択をしていくことになろう。だからアリッサも透子の元にメロスもビックリの使命感で駆け付けながら自分の考えを押し付けるのではなく、あくまで透子自身が導き出す後悔の無い選択、つまり誰のために生きるのか、生きたいのかを判断するための手助けに留まっているのである。ここで同時にアリッサの精神的な成長も描いているのだが、アリッサはしきり啓介のおかげだと述べている。これに対し啓介は今回「ある事」が原因でさほど活躍していない。逆にアリッサから触発されて今まで逃げ腰だった「ある事」に立ち向かう決意を固めて次巻へ続く流れである。ここにも誰のための選択かを問う深みのある秀逸な演出がなされている。実は少し諦めかけていたらしい友月の想いも呼び起こされて迎える新章では、この友月の《家》が大きく絡んでくるようなので、どういった展開を迎えるのか今から楽しみである。しかし、もう少し学園パートとかがあって嬉し恥ずかしドキドキ展開があると思ったんだけどなぁ。あ、そー言えば何気にウルトさん(夢オチの「罰」にはやられたよ)の表記が【伯母】に直ってたな。

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真の敵が見えてきた

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少しずつ進展していく第3巻。アリッサの故郷≪方舟≫に対する疑惑、これすなわちアリッサへの疑惑に他ならず2人の仲に亀裂が生じかける。読んでてハラハラするものの、この亀裂自体は殊のほか上手く解決される。ただ、アリッサに「天使」と呼ばれる秘密が隠されており、それを顕現させるべく動くことが敵の本意のようである。そんなシリアスな中で、梟(オウル)の娘【美澄透子】とアリッサとの間に友情が芽生えた心温まる展開もあった。最後は梟がなんだか良い人になってるし。本編としては、事の真相が少しずつ明らかになっていき、次巻以降にさらなる期待と不安を抱かせる展開である。余談だが本巻では友月の出番がまるで無くて少々残念。

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本編も学園パートもスケールUP

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前巻の続きを受けての第2巻。友月が明るく振舞うようになり、啓介にもかなり心を開いていて、つまりはデレさんになっている。しかもかなりのヤキモチ妬き。一途な乙女に恋のスイッチが入ったようである。しかも前巻での大怪我から復帰した冬上もホントか冗談か不明ながら啓介争奪戦に参戦する様子で、学園パートはかなり面白くなってきた。まだ恋の何たるかを自覚していないアリッサの、結果として無垢な行動も可愛らしく描かれている。本線の方も怪しげな教団が出てきたり、陰で暗躍する存在がいたりしてスケールUP。いつの間にか友月が魔術師として力量を上げている。次に期待させる展開である。

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設定や背景も良く面白い作品

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よくある魔術物ながら、ヒロイン【アリッサ】の生い立ちや主人公【遠見啓介】の魅力や「右手の呪い」など、楽しめそうな要素が多分にある。本巻では【友月未由】や【冬上雪絵】が強敵として登場するが、もとよりクラスメイトなので今後の展開も楽しみなところ。シリアスパートはなかなかヘヴィな印象で結構ハラハラもする。特に友月のストーリーは鬱展開である。アリッサと因縁深い【ジン】の悪役振りも良い意味で胸くそ悪い。それに比べて学園パートの飄々としたところとのギャップがバランス良く、今後に期待できる作品である。

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