決算! 忠臣蔵(新潮文庫) みんなのレビュー
- 中村義洋, 山本博文/原作
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紙の本決算!忠臣蔵
2020/02/11 13:37
コメディタッチで描かれた忠臣蔵
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タラ子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
主君の仇討ちのために47名が吉良邸に討ち入った忠臣蔵が、コメディタッチで描かれていて、当時の武士の気高さや歴史においての大切な部分はきちんとおさえつつ面白く読めた。
今まで討ち入りにいくらの費用がかかったのかなど考えたこともなかったが、現に箱根神社に大石内蔵助が討ち入り前に浅野内匠頭の妻であった瑤泉院に届けたとされる決算書が残っていると知り、戦には剣術など武道の腕だけでなく、緻密な会計も必要なのだと初めて分かった。
本書では女好きで昼行灯と称される大石内蔵助だが、他の書ではどう描かれているのか、また本書では描かれていない討ち入りの場面は実際どのようなものだったのか忠臣蔵についての他の書籍も読んで知りたいと思った。
討ち入ったものの中には浅野内匠頭とちゃんと会ったことさえない者もいたという。しかし己の信じる正義、また後世に残す子たちに恥じない姿をと仇討ちを果たした者たちは真の武士であり、そのような日本人がいたということはとても誇らしいことだと思った。
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