サービスの達人たち みんなのレビュー
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サービスの達人たち 究極のおもてなし
2016/10/22 22:54
サービス業、従事者の境地
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ドン・キホーテ - この投稿者のレビュー一覧を見る
インタビューによってその内容を明らかにするという手法を駆使する野地秩嘉の文庫本である。これはすでにシリーズ化しており、本書で3冊目である。『サービスの達人たち』。『サービスの裏方たち』というタイトルである。本書のタイトルには達人たちに「究極のおもてなし」が付加されている。しかし、内容は明らかに続編である。
本書では副題の通り、客をもてなすサービス業を深く掘り下げるという意図が読み取れる。ベンツのセールスマン、カフェの店主、デパ地下のとんかつ売り、ビジネスホテル支配人夫婦、もつ焼き屋の流儀、保育園業界の革命児、カリスマ美容師というラインナッ
プである。
ベンツのセールスは車の営業であるから、そう珍しくはない。カフェの店主も客対応に追われる毎日だろうという想像はつく。ビジネスホテル支配人夫婦は、ビジネスホテルチェーンに夫婦で入社した社員の話だが、これはきわめて今様で、昔はこのような職業はなかった。しかも、この業界では機械化が進み、むしろ接客の機会が失われる傾向にある。これとこの夫婦の日々の戦いはなかなか想像できない。
もつ焼き屋での店長の仕事、接客の仕事とはなんだという疑問がわく。行ったことのない人には想像がつくまい。カリスマ美容師も少なくないであろう。本書で登場する美容師の特徴はなんであろうか? また、保育園業界も少子化にもかかわらず、供給が不足しているせいか、市場は伸びているようだ。ここでの切り札は何か。
こうしてみると、想像はつくがわざわざ野地がピックアップするのはなぜだと興味がわいてくる。私にとってはデパ地下のとんかつ売りが最も興味深かった。誰がやっても同じにしかならないという想像が、読後もろくも崩れ去るのである。このような工夫が企業をささえているというヒントを与えてくれる。今回の達人たちは職種だけをみれば、それほど驚かされることはない。しかし、実際にサービス業を展開している企業にとっては商売繁盛のヒントを得られるのではないだろうか。
サービスの達人たち 究極のおもてなし
2016/08/20 00:59
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投稿者:abeach - この投稿者のレビュー一覧を見る
サービス業ではないですが、仕事の本質は変わらないと思い、何か参考になればと手に取りました。登場する方に共通するのは、ひたむきさだと思いました。自分の仕事に誇りをもつ、相手のためになにができるかをひたむきに考え実践する。ひと手間かければ出来ることを愚直実践できるかどうかが別れ道なのだと気づかされました。
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