教育改革の幻想 みんなのレビュー
- 苅谷剛彦 (著)
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紙の本教育改革の幻想
2002/04/19 11:52
教育論議の不毛
9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:塩津計 - この投稿者のレビュー一覧を見る
教育論議は常に二兎を追う話となり、あちらを立てればこちらが
たたずということになるから判らなくなる。人間の資質に格差が
あることをきちんと認め、また家庭環境により格差があることを
きちんと認め、資質があって家庭も教育熱心な子はそれに合わせて
どんどん伸ばすことを認めようということにしないから話が
ややこしくなる。もはや人間一律平等という「偽善」「ウソ」は
成り立たない。格差を容認し、個体差・家庭差を前提として
それぞれの階層にあった別コースの教育を考える時がきた。
父親が日本経済新聞を読んでいる家庭と、朝からヌード写真付き
のスポーツ新聞しか読まない父親の家庭とで子供が同じに育つ
と考える方がおかしいのだ。出来る子はどんどん伸ばし、ノーベル賞
を目指すよう徹底的に仕込む。出来ない坊主はせいぜい曲がった
人間に育たないよう、また中国人との競争に負けないよう
読み書きソロバンの最低限を覚えさせるようにする。それで
良いのだ。
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