狼は花と散る みんなのレビュー
- 佐藤ラカン, 山田ユギ
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紙の本狼は花と散る
2001/05/26 23:52
皆の視点から楽しめる。
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：miyagi aya - この投稿者のレビュー一覧を見る
元ボクサーのボクシングコーチ、明良とその生徒の話。
主人公視点の一話目はまぁまぁ。耀司（生徒）の視点の２話目は耀司がすごく年相応（高校生なのです）に可愛くて、明良のことが好きで好きでたまらないのね、ということがよくわかってよかった。そして3話目では明良に惚れてる元ライバルが語り、最後はお笑い路線の会長まであとがきに登場。なかなか豪勢な組み合わせでした。
紙の本狼は花と散る ２
2001/07/20 18:09
闘う男はカッコ良い
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：miho_tokeshi - この投稿者のレビュー一覧を見る
『計り知れない素質と強さで期待の若手チャンピオンボクサー＆一時頂点まで登りつめながら引退、約十三年の時を経て復活を目指す三十代ボクサー』という強い二人が互いに支え合い(ライバルとして)意識し合いながらボクシング道を突き進む、青春(?)ストーリー。
甘い恋愛の描写もあるけれど、根底にあるのはやはりボクシングに全てを懸ける男達の生き様。読んでいてこっちが惚れそうなくらいカッコ良い年上ボクサー(明良)が素敵です。個人的には敵役の事務所社長(明石)の報われない恋心が切なくて「幸せになってくれー!!」と願わずにはいられないのですが…。書き下ろしで入っている彼と高校生(火村)の話も、ほのぼのなのになんだか寂し気……。
メインストーリーはもちろんのこと、脇キャラの話も面白く、読み応えのあるシリーズです。オススメ。山田ユギさんの挿絵も見事にマッチしていて、そういう意味でもお得な気分倍増でしょう。
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