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電子書籍

奇談蒐集家 みんなのレビュー

  • 太田忠司 (著)
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みんなのレビュー5件

みんなの評価3.7

評価内訳

  • 星 5 (1件)
  • 星 4 (3件)
  • 星 3 (1件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
5 件中 1 件~ 5 件を表示

紙の本奇談蒐集家

2011/12/03 12:17

奇談か?真実か?作り話か?

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:更夜 - この投稿者のレビュー一覧を見る

「求む奇談!自分が体験した不可思議な話を話してくれた方に高額報酬進呈。ただし審査あり」

 その広告を見て、バー「Strawberry Hills」を訪れる人々。
落ち着いたシックなバーに入るとバーテンダーが、奥の別室へ案内してくれる。
奇談を募集している男、恵美酒 一(えびすはじめ)とその秘書、中性的な謎めいた氷坂。

 自分の影が急に増え始めて、自分の影に刺されてしまった男、古道具屋に現れた
美しい姫君、日本のシャンソン歌手が新人のころ、パリで出会った魅力的な魔術師、
子どもの頃人さらいとして騒がれた「水色の魔人」、冬なのに薔薇が咲き誇る洋館に
迷い込んだ女性、不思議な「夜の子ども」を名乗る少年に出会った小学生。

 しかし、どの話も恵美酒は喜ぶものの、氷坂がその話の見事な謎ときをして、謎ではなく事件に
してしまう。
話は違うけれど、「この世に不思議なことなど何もないのだよ、関口君」

 アイザック・アシモフの『黒後家蜘蛛の会』シリーズでは、インテリたちが集まる会で
不思議、ミステリ話にそれぞれが名探偵ぶりを発揮して謎ときするけれど、真実を見抜くのは
その例会「ブラック・ウィドワーズ」の給仕をするヘンリーである、という古典的ミステリです。
スター的名探偵が真相を鮮やかに謎ときするのではなく、後ろにずっと控えていた給仕が
黙って全ての話を聞いた後に、見事に解決する、というパターンなのです。

 この奇談は、最初はせっかくの謎なのにブラック・ウィドワーズのように、許しやウィットがなく、
ミもフタもない解決、と思わせておいて話が増える度に、語り手が増えてくる度に
ひとつのことに気がつきます。
この奇談は、ただ話すだけではありません。「審査があって、それに合格すれば報酬」
その審査をするのは、氷坂であって、話し手の思いこみだけでなく、その人がどんな人か
まで、審査しているということです。
人を傷つけた自分を正当化するために、話をねじまげているような人物には情け容赦ないのですが、
本当にその人が何を求めているのか・・・を見抜くのが氷坂。
つまり、最後に審査という裁きがあるのです。
恵美酒と氷坂のどちらが主人か?という、2人のやり取りも謎めいているといえば謎めいています。

 その裁きがどうなるのか、が謎ときだけでないものにしていて、興味深いものになってきて
最後の最後にこの恵美酒と氷坂という2人の真の目的は?になると、それぞれの話は別でも
全体としてひとつの奇談となっています。

 めずらしい話、奇談というのはそうそうあるものではないのです。
恵美酒が、「都市伝説などは相手にしない。真実で奇談であれば礼をする」と言うように
真実というのが重要なのです。

 しかし、真実というものは、意外とあっさり、殺伐、ありきたりだったりします。
そこに「思いこみ」が入って「めずらしい話」になってしまうのは、奇談ではありません。
氷坂はその「実はめずらしくもなんともない」を見抜く。それが気持よくなってきます。
ひとりよがりで、自分に酔っているような人には冷や水をあびせる。
しかし、ひとり抱え込んで悩んでいるような人には、さりげなく慰めと気配りをします。

 設定などは、『黒後家蜘蛛の会』で、氷坂は中井英夫の『虚無への供物』の
氷沼家の人々を彷彿させる(薔薇の話も出てくるし)ということで、色々な遊びが
あちこちに見られるのを見つけるのもまた、読み方のひとつだと思います。
また、手元にある『黒後家蜘蛛の会』を読みなおそう。

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紙の本奇談蒐集家

2018/05/27 22:55

なかなかやるな

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る

『奇談蒐集家』という連作集は、題名通り、変わった話がいくつも出てきます。
でも、超常現象はなくて、どれも、合理的な謎解きが用意されています。ただひとつ、この蒐集家自身の存在を除いて……。
というわけで、なかなかおもしろい話でした。
なかなか読ませてくれました。
文もうまいし、この太田忠司という作家、なかなかやるな。

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紙の本奇談蒐集家

2017/09/09 11:05

備忘録

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ARN - この投稿者のレビュー一覧を見る

ミステリー系短編連作。
短編連作のため形式は読みやすいが、雰囲気重視の持って回った言い回しが多く、文体の好みは分かれそう。
起こることはちょっと不思議系なので、そんなに忌避するテーマはない。
…グロいのひとつくらい放り込まれてるのを期待していたのに。

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紙の本奇談蒐集家

2015/09/03 20:25

探偵は常に断定推理

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:鯉に恋するお年頃 - この投稿者のレビュー一覧を見る

大田忠司初読。高額の報酬を見返りに、奇談を求める奇談蒐集家の元に、人々が毎回奇談を話しに訪れる連作短編集。奇談蒐集家とその助手は奇談を求めるも、実際には皮肉にも奇談の謎を解く結果になってしまうという安楽椅子探偵もの。安楽椅子探偵全般に言えることなのかもしれませんが、断定が過ぎるように感じました。実際にその推理が正しいのかも明かされはしないこともあり、今一つな出来かと思いきや、最後でうまくまとめて評価が逆転、お薦めしたい一冊となりました。他の作品も読んでみたいですね。

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紙の本奇談蒐集家

2012/01/26 03:41

サイモン・アークの事件簿が好きなら

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:アイちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

 探偵推理モノとして、例えば同じ太田忠司さんの狩野俊介シリーズが好きでこちらを読んだら、ちょっと違うなと感じるかもしれません。すっきりした解決がお好みならお薦めしません。
 奇談・オカルト・ファンタジーの雰囲気に浸りたい方には十分楽しめると思います。

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